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外来看護で可能な災害への備え支援プログラムの開発 -神経難病患者対象-

研究課題

研究課題/領域番号 20K11085
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関新潟医療福祉大学

研究代表者

宇田 優子  新潟医療福祉大学, 看護学部, 教授 (70597690)

研究分担者 稲垣 千文  新潟医療福祉大学, 看護学部, 講師 (10645716)
木下 直彦  新潟医療福祉大学, 医療経営管理学部, 教授 (50734232)
石塚 敏子  新潟医療福祉大学, 看護学部, 准教授 (80339944)
桶谷 涼子  新潟医療福祉大学, 看護学部, 助教 (30851191)
土田 千歳  新潟医療福祉大学, 看護学部, 助教 (60899615)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード神経難病 / 災害備え / 外来看護 / 災害への備え支援プログラム / 支援プログラム / 災害 / 備え支援 / 備え
研究開始時の研究の概要

研究目的はADLがある程度自立してセルフケア能力を有するパーキンソン病患者を対象に、外来看護で実践可能な「災害備え」を促進する看護支援プログラムの開発である。
主な内容は①患者用「災害備え度自己診断シート」②「外来看護師用ミニブック」③IT利用環境設定の開発である。災害が多発している現在、全国民が自分に適した「災害備え」が必要なため、在宅療養者に適した内容を一人ひとりに届ける仕組みづくりの一助となるシステムの構築を行う。

研究実績の概要

【研究目的】近年多発している自然災害への備えは全ての人に必要である。その中でも、本研究の対象である神経難病患者は介護者のみならず、本人自身が意識して備えることが重要である。そのため、災害の備え行動に消極的・拒否的なパーキンソン病患者の行動・心理面の要因分析と理論構築を行い、外来看護場面の看護師の介入で、災害備え指導が実施できるプログラム開発が最終目的である。
【2023年度の研究目標】前年度に継続して「パーキンソン病患者の災害備え度自己診断シート(案)」の開発を目標とした。
【研究実施内容】「パーキンソン病患者の災害備え度自己診断シート(案)」開発のための全国調査を2023年にパーキンソン病友の会都道府県支部の協力を得て実施した。調査項目は防護動機理論をベースに、対処評価に自己効力感、うつ病尺度、生きる意欲等を盛り込んだ(詳細は研究発表まで秘匿する)。パーキンソン病患者の振戦、書字障害、郵便ポスト投函までの移動障害等を配慮し、通常の調査票の工夫(ページめくりのしやすさ、字の書きやすさ)等、回答しやすさの工夫を対象者の意見を聞き、実施した。28都道府県支部の協力を得て、調査票2258配布、回収は513,有効回答502人であった。結果では回答者は男女半々、同居家族有り88%、60歳代以上の高齢者、介護認定を受けていない35%等の結果が出ている。重回帰分析他を現在実施中、論文投稿の段階である。並行して備え度チェックシートの開発に着手する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症により外出制限・接触制限が2020年度から2023年3月まで強く求められた。研究協力者であるパーキンソン病友の会の活動も自粛・制限され、直接に意見を聞く機会が限られた。対象は高齢者が多くオンラインでの意見聴取や電話での聞き取りはパーキンソン病特有の症状である小声、嗄声で聞き取りにくい等で難しかったため、感染が落ち着くタイミングを見ながら研究を進めた。結果、遅れている。

今後の研究の推進方策

2023年度に実施した「災害備え自己診断シート」の確定版の作成のための全国調査結果を集計・分析する。それを基に、「自己診断シート」と「看護師用ミニブック」の開発に取り掛
かる予定。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2024 2023 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 災害時要配慮者の災害対策 ~他者からは病気が見えにくい難病療養地域生活者と地域福祉~2024

    • 著者名/発表者名
      宇田優子
    • 雑誌名

      危機管理レビュー

      巻: 15 ページ: 39-43

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 連携と協働で創る新しい難病ケア -災害対策を切り口に-2023

    • 著者名/発表者名
      宇田優子
    • 雑誌名

      日本難病看護学会誌

      巻: 28 ページ: 3-7

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 水害を体験したパーキンソン病者の行動と備え~看護職としてできることは何か2021

    • 著者名/発表者名
      石塚敏子
    • 雑誌名

      難病と在宅ケア

      巻: 27 ページ: 28-31

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 患者会活動に関する文献検討2023

    • 著者名/発表者名
      宇田優子、石塚敏子、桶谷涼子、土田千歳
    • 学会等名
      新潟医療福祉学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] パーキンソン病者の災害備え自己チェックシート開発のための基礎調査(第2報)2023

    • 著者名/発表者名
      石塚敏子、宇田優子、木下直彦
    • 学会等名
      日本難病看護学会誌
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 災害の備え自己チェックシート作成のための基礎調査2022

    • 著者名/発表者名
      石塚敏子、宇田優子、稲垣千文、木下直彦
    • 学会等名
      日本災害看護学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 西日本豪雨災害で被災したパーキンソン病者一事例の体験2021

    • 著者名/発表者名
      石塚敏子、宇田優子
    • 学会等名
      第23回日本災害看護学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 西日本豪雨災害で被災したパーキンソン病者の体験と防災行動2021

    • 著者名/発表者名
      石塚敏子
    • 学会等名
      日本災害看護学会 第23回年次大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 在宅パーキンソン病患者と災害 -調査から分かる実態-2020

    • 著者名/発表者名
      宇田優子
    • 学会等名
      新潟県難病医療従事者研修会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] NICE災害看護 改訂第4版2023

    • 著者名/発表者名
      宇田優子
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      南江堂
    • ISBN
      9784524231652
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] NICE災害看護 改訂第4版2022

    • 著者名/発表者名
      宇田優子
    • 出版者
      南江堂
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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