研究課題/領域番号 |
20K11107
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 宮崎県立看護大学 |
研究代表者 |
串間 敦郎 宮崎県立看護大学, 看護学部, 教授 (20214950)
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研究分担者 |
中角 吉伸 宮崎県立看護大学, 看護学部, 助教 (30812862)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 地域高齢者 / 介護予防運動プログラム / 低体力者 / フレイル / 捻り力 / 運動プログラム / 運動継続支援ソフト / 運動継続支援ソフトウェア / 介護予防運動 / 元気度 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、地域高齢者の元気度(健常、フレイル、要介護・要支援)に応じて試案した各種運動プログラムによる介入効果について分析し、その効果を検証することで元気度別のプログラムを作成する。そしてこれまで一般的に行われている体力測定種目に加えて、新種目も考案し、その結果を活用し運動プログラムの再検討を行っていく。 対象者には新たに作成した「運動継続支援ソフト」を活用し、考案した運動プログラムを展開し、元気度別に運動継続効果にも焦点を当てて、個別のセルフトレーニングへの介入や運動継続できるプログラムを元気度別に検証し、地域で活用できる「元気度別介護予防運動マニュアル」を作成し、地域での活用を図る。
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研究実績の概要 |
本研究は、地域高齢者の元気度に応じ試案した各種運動プログラムによる介入効果について分析し、プログラムそのものの効果を検証することで、元気度別に有効なプログラムを作成し、実施した地区から市全体へ作成したプログラムを展開し、広げていこうとするものである。 昨年M市2地区において体力測定を実施しその解析を進めた。その結果、運動機能評価システム(タニタ社製zaRitz BM-220)の総合点が他の体力測定値(立ち上がり、握力、捻り力、最大速度歩行)と相関が高く、他の体力測定の代用になる可能性を明らかにした。そして、高齢者の生活機能維持に必要となる捻り力を独自に考案した測定器で測定し、ペットボトルの開封群と非開封群との測定値の差が見られ、握る力と捻る力はペットボトルのキャップ開封に大きな影響を及ぼしていると考えられた。また握力よりも捻り力の方が大きな差が見られ、個人差が大きいと推察されたことから、ペットボトル開封の指標となる測定項目であると考えられた。今後研究を進めることで、生活機能の改善に大きく寄与する可能性が認められた。 また要支援・要介護者向けに、令和4年度に汎用性や安全性、実効性の視点で効果検証を行った「要支援・要介護者のための介護予防運度プログラム(転倒予防・尿失禁予防・認知症予防)」の冊子化およびDVDを作成したが、ディケア施設での利用について検討を進めている。 新型コロナウイルス感染拡大があったため、実施計画のようには研究が進捗していないが、残りの1年で実証等行い研究を進めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
フレイルや要支援、要介護向けの運動プログラムは既に作成している。3年前にアンケートをお願いし訪問の約束をさせていただいた高齢者には、コロナの関係で訪問測定と指導ができなかったが、フレイル予防体操を送付させていただいており、フレイル予防の支援は行った。また一部フレイル向けのプログラムが完成していないため、それについて令和5年度までのデータを元に作成を進める。 令和5年度は最終年度であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響が残り、フィールドでの効果検証が十分行えなかったが、各運動プログラムについての実証を行い、今後研究を進め、研究内容の公表等を行っていきたい。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度と5年度に2地区で体力測定を実施したが、そのデータについて運動機能と体力の関係について明らかにしていきたい。また一旦作成したフレイル予防体操に生活機能に影響を及ぼすと思われるフレイル予防の一環としての捻り力維持・向上運動について付加するよう作成を進めていきたい。 また、作成した各運動には、音楽がついていない。楽しみながら行えるという視点では必要と思われるため、介護経験があり、高齢者等のための体操を作成している音楽家に助言を仰ぎ、曲の選定のポイントや曲調や速さなど運動効果を落とすことなく参加意欲が高まるような音楽を各運動に付けていく予定である。
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