研究課題/領域番号 |
20K11108
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
下沖 収 岩手医科大学, 医学部, 教授 (30805065)
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研究分担者 |
高橋 史朗 岩手医科大学, 教養教育センター, 教授 (20365183)
西村 行秀 岩手医科大学, 医学部, 教授 (20464117)
坂田 清美 岩手医科大学, 医学部, 教授 (50225794)
高橋 智弘 岩手医科大学, 医学部, 講師 (80438449)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 高齢者 / フレイル予防 / 通信機能付活動量計 / 新型コロナウイルス感染予防対策 / 研究参加者確保 / 研究推進協力者確保 / 活動量計 / 身体活動意欲 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国では超高齢社会を迎え,社会保障費の増大が国家的問題となっている.社会保障費の抑制には,介護予防・健康寿命の延伸が求められ,高齢者の体力維持向上が必要不可欠である.本研究では,活動量計が高齢者の運動意欲の維持向上に及ぼす効果を検証する.加えて,地域の行政機関,住民,専門家で構成するチームにより,活動量計用いた運動推進プログラムを開発し,パイロットスタディを行いその効果を検証する.
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研究実績の概要 |
本研究は,通信機能付き携帯型活動量計とそのデータ利用が高齢者の自発的運動の動機づけと継続および身体機能の維持向上に対して及ぼす効果を検証することを目的としている. 研究対象が高齢者でもあり新型コロナウイルス感染症蔓延により,介護予防活動や不要不急の集合の自粛が求められる中,研究開始が大幅に遅延した. 2021年度に当初研究を見直し,感染対策をしながら遂行できる計画として実施体制を整え,2022年6月~9月までの期間でデータを収集した. 2023年10月にシンガポールでのthe 9th Asian Conference for Frailty and Sarcopeniaにて研究成果を発表した. 現在論文の執筆中であるが,2024年6月には日本老年医学会において発表を予定している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究は,当初2020年春以降に高齢者住民を対象として参加者を募り,集合形式での健康教室,身体体力測定,インタビューなどを行うこととしていた.新型コロナウイルス感染症が拡大する中で,研究開始が大幅に遅れてしまった.感染対策方法の定型化とワクチン接種状況から,2022年度初頭から研究開始とすることとし,2022年6月~9月の期間,当初より短縮してデータ収集を行った.その間にも新型コロナ流行が継続しており,住民参加で作成予定だった身体活動に寄与するプログラムの作成とその検証には難渋している.
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今後の研究の推進方策 |
研究成果の発表と論文作成中である. 本来であれば,住民とともに活動量計による身体活動増進のプログラム開発を目的にしていたが,完遂が困難な状況となっている.代替案として,データ収集に協力してくれた住民に対して,その後の運動継続と活動量計の活用について,アンケートを実施し,研究期間から遠隔期における活動量計の効果と運動継続のために必要な要素などについて確認する予定としている.
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