研究課題/領域番号 |
20K11112
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 横浜創英大学 |
研究代表者 |
山口 智美 横浜創英大学, 看護学部, 教授 (40613279)
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研究分担者 |
奥宮 暁子 三育学院大学, 看護学研究科, 教授 (20152431)
遠藤 源樹 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (60739209)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 脳卒中患者 / 就労支援 / 地域 / ネットワーク構築 / ネットワーク / 患者 / 地域関係機関 |
研究開始時の研究の概要 |
障害者の就労支援ではインクルーシブ企業・職場の地域社会作りが進められており、効果的支援では地域のネットワーク形成は必須である。脳卒中患者は病期で支援機関が変わり、後遺症の個別性も高いため、支援には医療・保健・福祉・職業リハビリテーション・企業間の連携が重要である。本研究では患者・企業双方にとって有用な就労・職場定着促進の為の患者・家族,企業,地域関係機関・職種の効果的な連携の為のネットワーク(個別・組織間・地域)構築を目指す。方法はネットワーク構築準備では就労支援の連携の実態把握、患者・家族,企業,地域関係機関・職種ごとのワークショップ開催、検討委員会でネットワークの構築と評価を行う。
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研究実績の概要 |
脳卒中患者(以下,患者と略す)の就労支援における患者・家族,企業,地域関係機関・職種のネットワーク構築のためにモデル地域(以下,地域と略す)を決め、その地域でのネットワーク(以下,ネットワークと略す)を構築することとした。 地域の患者の就労支援経験のある事業所担当者(回復期リハ病棟SW,ケアマネジャー,訪問リハ,障害者活動支援センター相談員,研究者)で6回検討会を行い、就労支援の現状と課題を共有した。課題として、回復期リハ病棟側は「在宅復帰が目的のため就労支援につながりにくい」「退院時に障害の程度に応じた連携先が様々で連携ができにくい」「職場との連絡調整方法論がない」、地域の事業所側は「患者・家族の障害理解の程度」「介護保険担当者に就労支援の経験がない」「就労支援に報酬がない」「医療機関との連携がとりづらい」「雇用側の状況の影響」だった。就労支援対象者を障害・症状別に4つ(主に身体障害・主に高次脳機能障害・身体障害と高次脳機能障害・介護保険や障害者手帳なしの軽度後遺症)に分類した。 ネットワークとして患者・家族,企業,地域関係機関・職種が患者の就業能力を同じように理解・把握できるための情報シート(以下,情報シートと略す)の作成、4つの障害・症状別の就労支援のフローチャートを作成することとした。情報シートは現在、作成中である。情報シートは基本情報、後遺症、復職等への患者の思い、復職に向けて利用できる制度及び企業の支援状況、就業能力評価は業務遂行の行為ごとに評価できるものにしている。評価者は患者・企業・就労支援者とし、評価時期は回復期病棟退院時、その後は復職等まで定期的に行うこととした。就労支援開始時期は回復期リハ病棟入院時からとし、情報シートは患者が保持し支援担当や企業に渡すこととした。患者が地域で就労準備として利用できる社会資源も検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和4年度は業務が増えたたため研究の時間が取りづらかったこと、昨年度までの研究の進捗の遅れが影響している。 今年度に就労支援ネットワーク構築の検討会を開催しネットワークの検討はできたが、ネットワークを使っての就労支援は令和5年度からになった。 企業等への調査を予定していたが、実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度に令和4年度の検討会のメンバーでネットワークの情報シートを作成し、その情報シートを使用して就労支援を実施する。実施した就労支援について同じメンバーで評価し、情報シートや4つの障害・症状別の就労支援のフローチャートを作成する予定である。情報シートを使用した患者や企業を対象として評価を行う予定である。 評価から、情報シートを修正する。また4つの障害・症状別の就労支援のフローチャートを作成する。
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