研究課題/領域番号 |
20K11121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 福岡看護大学 |
研究代表者 |
宮坂 啓子 福岡看護大学, 看護学部, 講師 (40524814)
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研究分担者 |
宮園 真美 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (10432907)
内藤 徹 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10244782)
角森 輝美 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (20807101)
森中 惠子 福岡看護大学, 看護学部, 准教授 (40592978)
町島 希美絵 福岡看護大学, 看護学部, 准教授 (90767443)
松尾 里香 福岡看護大学, 看護学部, 助教 (90455072)
山中 富 福岡看護大学, 看護学部, 助教 (30818521)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 被災者 / 高齢者 / オーラルフレイル / サルコペニア / 無歯科医地域 / 仮設住宅生活者 |
研究開始時の研究の概要 |
2016年4月に熊本地震が発生し、未だに仮設住宅の入居者が1534人でそのうち約7割は高齢者である。当時の健康被害についての報告は散見されたが、4年経過後の被災者調査は見当たらず、特に口腔を対象とした報告はない。被災者は入れ歯の紛失、当時は医者に行けず治療していないなどの理由からオーラルフレイルに陥っている者が多いと予測される。 また、口腔機能低下で全身の脆弱性や骨格筋量の低下の関連性について調査した研究は見られず、本研究は熊本地震を体験して仮設住宅で生活している高齢者を対象に、オーラルフレイルとサルコペニアの関連性を明らかにし、被災後の長期支援の在り方について広く発信することができると考える。
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研究成果の概要 |
仮設住宅で生活する高齢者のオーラルフレイルとサルコペニアの関係性を明らかにすることが本研究の目的であった。研究協力者の15名を対象に分析した。「フレイル合計点」を従属変数として、「オーラルフレイル合計点」「食事が楽しい」によって適合するモデルを認め、調整済み決定係数は0.519であった。被災し、仮設住宅で生活する高齢者には、オーラルフレイルのチエックや歯科指導の介入が重要と示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔機能低下で全身の脆弱性や骨格筋量の低下の関連性について調査した研究は少ない。本研究は、災害に遭遇しその後も困難な生活を余儀なくされる仮設住宅で生活する高齢者を対象に、オーラルフレイルとフレイル・サルコペニアの関連性を明らかにし、被災者の長期支援の在り方について広く発信することができると考える。
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