研究課題/領域番号 |
20K11166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 追手門学院大学 (2021-2023) 獨協医科大学 (2020) |
研究代表者 |
植松 梓 追手門学院大学, 社会学部, 准教授 (60613453)
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研究分担者 |
中島 敏明 獨協医科大学, 医学部, 特任教授 (50227790)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 加圧トレーニング / 心臓リハビリテーション / 有酸素運動 / 換気性作業閾値 / 筋活動 / 呼吸循環動態 / 自転車エルゴメータ / 筋電図 / 循環動態 |
研究開始時の研究の概要 |
心疾患患者のリハビリテーションでは,心肺能力向上を目的とする有酸素運動の処方が一般的である.一方,心疾患患者は長期入院等により筋力が低下するため筋力向上も必要であるが,高強度の運動は不整脈や心不全の誘発リスクがある.したがって,心肺能力と筋力を向上させる低強度運動プログラムは,心疾患患者のリハビリテーションを促進させる. 本研究は,低強度運動で筋肥大および筋力向上させられる加圧トレーニングを心疾患患者のリハビリテーションに安全に応用するための科学的根拠を得ることを目的として行う.
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、低い強度の運動でも筋力・筋量増大効果が見込まれる加圧トレーニングが心臓リハビリテーションに安全に応用できるか検討することであった。この目的を達成するためには、心臓リハビリテーションに用いられる強度での運動中における呼吸循環動態が体肢近位端の加圧によってどのように変動するかを丁寧に検討する必要があった。 一般的な心臓リハビリテーションでは、換気性作業閾値レベルの有酸素運動が処方される。そのため、本研究では換気性作業閾値レベルでの自転車エルゴメータ運動中における大腿直筋活動、心拍数、酸素消費量、呼吸苦、自覚的運動強度、および血圧の変動を両下肢近位端への加圧あり条件となし条件で比較検討した。その結果、加圧なし条件と比べ、加圧あり条件の方が低い運動強度で換気性作業閾値に達すること、換気性作業閾値レベルでの運動中における心拍数、酸素摂取量、呼吸苦、二重積が低いこと、ならびに自覚的運動強度と大腿直筋活動には有意な差が認められないことが明らかになった。これらの結果は健常成人男性を対象としていたため、実際の心疾患患者のデータを取得することが今後の課題である。一方で、この課題については、低強度加圧レジスタンス運動中の呼吸循環動態において健常成人男性と心疾患患者間で有意な差が認められないことから、医師が十分に管理した条件を整えれば安全に実施できる可能性が高いと考えている。 本研究で行った実験結果は最終年度の2023年度に研究論文としてまとめられ、国際誌に掲載された。
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