研究課題/領域番号 |
20K11173
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 京都橘大学 |
研究代表者 |
中野 英樹 京都橘大学, 健康科学部, 准教授 (60605559)
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研究分担者 |
島 圭介 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (50649754)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 脳卒中 / リハビリテーション / 運動イメージ / ニューロフィードバック / 脳波 / 事象関電脱同期 / KVIQ / 経頭蓋直流電気刺激 / 表在感覚 / 深部感覚 / 事象関連脱同期 / 非侵襲的脳刺激法 / 脳機能個人差 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者医療費・要介護認定要因の第一位である脳卒中患者の運動機能回復を促進させることは喫緊の学術的・社会的課題である.しかし,脳卒中患者の上肢機能を改善させるエビデンスの高い治療法は未だ確立されていない.本研究は,脳卒中患者の脳機能個人差を考慮したテーラーメイド型ニューロフィードバックトレーニングを開発し,それが脳卒中患者の上肢機能に及ぼす効果を運動機能と脳機能の観点から明らかにすることを目的とする.本研究により,個々の脳の特性に基づいたテーラーメイド型ニューロフィードバックトレーニングが開発されれば,脳卒中患者の運動機能回復を最大限に引き出すことが可能になると考える.
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研究成果の概要 |
本研究は,脳卒中患者の上肢機能回復を目的として,脳機能個人差を考慮したテーラーメイド型ニューロフィードバックシステムを開発し,その効果を検証することを目的とした.本研究により,運動イメージの質問紙は脳機能個人差の評価ツールとして有用であること,そして表在感覚および深部感覚を用いたニューロフィードバックは運動イメージトレーニングの効果を増大させること,また経頭蓋直流電気刺激はニューロフィードバックのトレーニングで得られた効果の修飾に有効であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動イメージは脳卒中患者の上肢機能障害を改善させるトレーニング手法の一つとして広く臨床応用されている.しかし,対象者には運動イメージの良否がフィードバックされないため,得られる効果に個人差があることが指摘されている.本研究で開発した表在感覚および深部感覚を用いたニューロフィードバックは,対象者が運動イメージの良否を把握でき,トレーニングで得られる効果を増大させることが期待される.
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