研究課題/領域番号 |
20K11200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
松嶋 康之 産業医科大学, 医学部, 准教授 (10412660)
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研究分担者 |
佐伯 覚 産業医科大学, 医学部, 教授 (20269070)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 経頭蓋直流電気刺激療法 / 末梢性麻痺 / 酸化ストレス / F波 / ポストポリオ症候群 / ポリオ / ニューロパチー / 脳由来神経栄養因子 |
研究開始時の研究の概要 |
経頭蓋直流電気刺激療法(Transcranial direct current stimulation:tDCS)は非侵襲的に大脳皮質神経細胞を刺激することが可能で、脳卒中などの中枢性の上肢麻痺の回復に効果があるが、tDCSがポリオ、腕神経叢麻痺や絞扼性ニューロパチーなどの末梢性麻痺にも効果があるか否かを、臨床的評価だけでなく生化学的・電気生理学的評価を加えて研究する。
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研究実績の概要 |
経頭蓋直流電気刺激療法(Transcranial direct current stimulation:tDCS)は非侵襲的に大脳皮質神経細胞を刺激することが可能で、脳卒中などの中枢性の上肢麻痺の回復に効果があるが、tDCSが末梢性麻痺にも効果があるか否かを、臨床的評価だけでなく生化学的・電気生理学的評価を加えて研究する。本研究では、ポリオ、腕神経叢麻痺や絞扼性ニューロパチーなどの末梢性の上肢麻痺に対して tDCSが有効であるか否かを明らかにする。またtDCSで観察される治療効果の個体差は脳由来神経栄養因子(BDNF)遺伝子多型によるものと仮定し、BDNF遺伝子多型と血中BDNF値が治療効果に及ぼす影響を精査する。また酸化ストレスと反復F波が治療効果に及ぼす影響も精査する。 2023年度は、第29回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会、第54回・第55回日本リハビリテーション医学会九州地方会、第7回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会、第49回日本脳卒中学会学術集会等に参加し情報収集と意見交換を行った。ポリオ罹患者でのBDNF遺伝子多型の特徴について検討を行い、第15回日本ニューロリハビリテーション学会学術集会にて成果発表と情報交換を行った。 2024年度は、引き続き無作為化比較試験の対象者をホームぺージ上や外来患者から広く募集する。8月にポリオ相談会を現地開催する予定であり、参加者を募集する。参加者に対して無作為化比較試験の介入を開始し、主要評価項目である上肢機能評価のBox and Block testの介入後の改善率を比較検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の感染拡大のために、研究計画の立案が遅れ、無作為化比較試験の介入を開始することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
対象者をホームぺージ上で募集する。8月に実施するポリオ相談会で参加者を募る。研究分担者と協力し、ポリオの患者会や大学病院のリハビリテーション科外来で研究対象者を募集する。
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