研究課題/領域番号 |
20K11210
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
松田 史代 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (70437953)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 認知症 / 高齢 / マウス / 運動 / 運動療法 / 運動習慣 / 身体活動 / 予防 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「老化」×「運動習慣」の複合的な研究デザインである。「サルコペニアフレイル」を中心とした老化に関する研究は、「ヒト」を対象にした研究が多いが個体差や生活習慣、疾病歴等さまざまな因子が絡み合いケーススタディが困難であり、かつ対照となるコントロール群の確立も難しい場合が多い。そのため、認知症を予防できるのではないか、との希望的観測の見解が多く、その見解もまだ一致してないのが現状である。 今後の慢性脳虚血や認知症の治療に応用できるうえに、頻度の違いによる回復の差を解明することで、今後の予防医学のリハビリテーション治療に応用できる。
|
研究実績の概要 |
高齢化社会を迎え様々な分野で対策が模索されている中、医療分野では「予防医学」が着目されつつある。これまでの「疾病」に罹患してから「治療」を受けるのではなく、健康寿命に代表される「いかに健康で長生きか」が重要視されてきている。その中で「運動」は誰もが気軽に・いつでも・継続的に取り入れられるとして着目されているが、「定期的な運動習慣は体に良い」との情報は溢れているが、その科学的エビデンスはあまり多くない。 また、高齢化社会の中で「認知症」患者の数は急増し、その予防策はまだ見解が一致せずにいる。リハビリテーションの分野でも、「認知症予防運動」は様々な機関で取り組まれているが、ヒトを対象とした実験研究は、個体差や生活習慣、疾病歴等さまざまな因子が絡み合いケーススタディが困難であり、かつ対照となるコントロール群の確立も難しい場合が多い。 本研究では、リハビリテーションの視点から、脳血管性認知症を誘発するため長期的に脳血流量を低下させ負荷を与えた脳がどのような病理学的変化を引き起こすのか、長期的な運動介入を行うことで脳の可塑性を促せるのか、どのように運動と慢性脳虚血が関係しているのかを検討する。また、長期的な脳血流量の低下が行動学・神経学的にどのような影響を与えるのか、神経栄養因子と神経脱落(神経保護)の相互関係を検証し、神経栄養因子が神経細胞死や神経修復にどのように働いているのか検討する。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
動物実験施設の改装により同じ環境での動物飼育、行動評価等ができなくなり当初の計画より遅れているため
|
今後の研究の推進方策 |
経時的分析データの収集を行っていく。新規サンプル数確保には、かなりの日数を要するため、現時点で保有しているマウスの評価を継続して行っていく。
|