研究課題/領域番号 |
20K11221
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
小林 哲士 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (20449383)
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研究分担者 |
小倉 裕司 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (90509952)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | サルコペニア / スクレロスチン / 骨格筋筋線維タイプ / 骨格筋 |
研究開始時の研究の概要 |
サルコペニアは「筋量と筋力の進行性かつ全身性の減少に特徴付けられる症候群で、身体機能障害、QOLの低下、死のリスクを伴うもの」と定義されている。有病率は加齢に伴い増加し、また、サルコペニアは骨粗鬆症とも関連し、骨細胞より分泌され骨粗鬆症を引き起こすスクレロスチンが筋量減少をもたらす可能性がある。一方、申請者らはヒト前十字靭帯再建術後モデルにおいてII型筋線維と筋力は正の相関があることを見出している。 本研究では、スクレロスチンが筋線維組成の変化を介してサルコペニアを発症させる可能性を考え、この関係を解明する。この成果は、サルコペニアの治療開発や予防戦略につながる。
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研究実績の概要 |
サルコペニアは「筋量と筋力の進行性かつ全身性の減少に特徴付けられる症候群で、身体機能障害、QOLの低下、死のリスクを伴うもの」と定義されている。有病率は加齢に伴い増加し、また、サルコペニアは骨粗鬆症とも関連し、骨細胞より分泌され骨粗鬆症を引き起こすスクレロスチンが筋量減少をもたらす可能性がある。一方、研究代表者らはヒト前十字靭帯再建術後モデルにおいてII型筋線維と筋力は正の相関があることを見出している。本研究では、スクレロスチンが筋線維組成の変化を介してサルコペニアを発症させる可能性を考え、この関係を解明する。この成果は、サルコペニアの治療開発や予防戦略につながる。 本研究は「スクレロスチンがヒトのサルコペニア症例において果たす役割を解明し、筋量や筋力低下対策への基盤となる知見を得ること」を目的とする。本期間内では以下の小テーマに絞り、ヒトのサルコペニア症例から得られた骨格筋を用いて明らかにする。1.スクレロスチンとサルコペニアの関連:全筋レベルでの横断的解析、2.スクレロスチンが骨格筋の生理に及ぼす作用の解明:培養実験モデル、3.スクレロスチンと筋線維組成の関連:培養実験モデル、4.スクレロスチン抑制が培養筋幹細胞の筋量低下を軽減するか?本研究は研究協力施設の静岡医療センターにて行い、解析を聖マリアンナ医科大学で行った。令和2-3年度は、本研究の倫理委員会での承認、骨格筋サンプル採取を静岡医療センターで行い、生化学分析を聖マリアンナ医科大学で行った。令和3年度に共同研究者の小倉が退職したため、令和4年度から生化学分析を豊橋創造大学で行っている。令和5年度は研究成果を日本整形外科学会基礎学術集会で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は研究協力施設の静岡医療センターにて行い、、解析を聖マリアンナ医科大学で行った。令和3年度に共同研究者の小倉が退職したため、生化学分析を聖マリアンナ医科大学から豊橋創造大学に変更した。令和5年度(4年目)は前年度に引き続き被験者確保と実験サンプル収集を行った。前年からの遅れを取り戻すため、研究に費やす時間を増やした。しかし、前年からの影響により、対象症例の確保が困難であった。また、令和3年度に共同研究者の小倉が退職し、生化学分析を聖マリアンナ医科大学から豊橋創造大学に変更したことによる、場所の変更や人員が減少したため解析が遅れており、研究を次年度へ延長することとなった。
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今後の研究の推進方策 |
研究遅延を取り戻すために、前年度と同様に研究時間を確保する。昨年度当初はコロナ禍により学会参加が制限され、学会旅費の計上が無く、学会参加費の計上が少なかったこと、また、サンプル数が少なかったため、物品費が少なかった事が研究費を繰り越す理由となった。 研究が遅延したため、令和6年度まで研究を延長することとした。令和6年度は、国際学会への発表が予定されている。また、国内学会での発表が予定されていることと豊橋創造大学への旅費が増加すること、また、研究解析頻度が増加するため物品購入費が増加することが見込まれ、繰越金を本年度にて使い切り、研究を終了予定である。
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