研究課題/領域番号 |
20K11228
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
斉藤 公男 秋田大学, 医学部附属病院, 医員 (20566153)
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研究分担者 |
巖見 武裕 秋田大学, 理工学研究科, 教授 (10259806)
島田 洋一 秋田大学, 名誉教授, 名誉教授 (90162685)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 体幹バランス / 体幹トレーニング / 座位バランス / 仮想現実 / バランス訓練 / 体幹バランス訓練 / バランス / 坐位バランス / 体幹訓練 / 転倒予防 / AR / バランス評価 / 高齢者 / VR |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者の転倒予防にはバランス評価が欠かせない.しかし,バランス機能の低下した高齢者にとっては立位で行うバランス評価自体に転倒のリスクがあるといえる.われわれは,安全にバランス能力の評価を行うため,座位でのバランス評価機器:動的座位バランス計測装置を開発してきた.信頼性試験から既存の評価バッテリーとの関連などの基礎実験や薬物の介入試験,スポーツ強化指定選手への検診など体幹バランス評価機器として実用レベルに達してきた.本研究では本装置と仮想現実(VR)技術を組み合わせることで新しいバランス評価や体幹バランストレーニング機器としての研究・開発を進める.
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研究成果の概要 |
座位バランス計測装置を開発しバランス評価装置としての機能・精度検証を行った.その結果検者内信頼性,検者間信頼性ともに良好な信頼性を確認した.また,既存のバランス評価バッテリーとの比較試験を行い,本装置で計測できる体幹バランス能力は動的な因子と関連することが明らかになった.2020年度はユーザビリティを改善すべく,計測と解析を自動で行えるソフトの開発を行った.2021年度は訓練装置として仮想現実(VR)機器を併用したシステムの開発を行った.2022年度は予備実験として健常者で訓練を行い,訓練前後でバランス能力が改善したという結果を得た.今後特定臨床研究に登録し,実証試験を行う予定である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢社会では,健康寿命が重要である.健康寿命を延ばすためには転倒予防は欠かせず,バランス能力評価は必須である.本装置は,安全かつ簡便に定量的に体幹バランスを計測できる装置として開発され,精度や安全性を評価してきた.本研究期間では,新規ソフトウェア開発によってユーザビリティの改善を行い,仮想現実(VR)機器を併用した体幹バランス訓練装置としてのシステム・ソフトウェアの開発を行った.今後特定臨床研究に登録し実証試験を行う予定である.
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