研究課題/領域番号 |
20K11243
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
木村 雅彦 杏林大学, 保健学部, 教授 (20458748)
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研究分担者 |
柴田 茂貴 杏林大学, 保健学部, 教授 (90636474)
只野 喜一 杏林大学, 保健学部, 講師 (20759443)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 理学療法 / 呼吸理学療法 / MRI / 胸腔内圧 / 食道内圧 / 胃内圧 / 超音波画像 / 磁気共鳴画像 |
研究開始時の研究の概要 |
呼吸理学療法の内容は国ごとあるいは地域ごとにも不均質であり、一定の評価を得て有効かつ有益な治療の普及を図るためには客観的なデータを蓄積してすることが必要である。このためには体表からの観察が困難な横隔膜活動を超音波および磁気共鳴画像を用いて評価する指標の開発と妥当性の検証を要し、また、単に画像上の筋活動だけではその機能を証明することには直結しないことから、経鼻的に多チャンネル圧センサー付きカテーテルを挿入して胃および食道内圧の測定を行い、呼吸理学療法の作用機序を明確に証明する。
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研究実績の概要 |
超高齢社会の進行が著しい現在、呼吸指導をはじめとする呼吸理学療法は国民の健康を護る科学として評価される分野であるが、その作用機序や生理学的な効果は十分に解明されていない。本研究では、若年健常者を対象として、呼吸指導および呼吸理学療法指導における呼吸筋活動や胸郭および気管径の変化を超音波およびMRIによる画像を用いて評価し、さらに安静時のみならず運動負荷中の換気諸量と呼吸筋活動および胃内圧ならびに食道内圧を測定して、形態学的および運動学的ならびに機能的な作用機序を証明することで、適応の明確化ならびに効果的な呼吸理学療法の開発に資することを目的とする。 すなわち、呼吸指導を併用した際の運動中の胸腔内圧および腹腔内圧の変化と換気量の動態を明らかにし、肺胞換気率を増加して換気亢進の発現を遅延させ、運動耐容能を増大する有効性をその作用機序とともに証明する。特に運動開始時から中等度までにおいて一回換気量を保ち相対的に換気の過剰な亢進の発現を抑制する呼吸方法の作用機序を実証し、運動療法の方策としての呼吸指導の有用性について発信する。また、MRIを用いた研究では基本的な評価指標も未だ十分に確立されておらず、論文間で統一性のないものが用いられていたり、定性的な評価にとどまるものも多い。我々は胸郭径の測定指標の開発を進め、本研究においてこれらを統合する。これによって運動療法を中心とするリハビリテーション(呼吸理学療法)介入のその作用機序に基づいた妥当性や効果と意義の検証に資する.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究課題期間の後半に差し掛かるが、本研究課題における胃食道内圧測定が必然的に飛沫の飛散を伴うことから、その実験が困難な期間が多く、比較的その影響を受けにくい画像解析を中心に研究を進めた。 成果物は投稿準備中であるが、2023年度には日本理学療法士協会の学術団体法人である日本理学療法学会の分科学会2つを日本呼吸・循環器理学療法学会合同学術大会2023の大会長として主宰する機会に恵まれ、大会長基調講演等において一部の成果や進捗を報告した。
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今後の研究の推進方策 |
取得したデータを下に論文投稿を準備している。また、飛沫や感染管理に関する制限が徐々に緩和されつつあり、可及的かつ段階的に実験の再開を計画している。
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