研究課題/領域番号 |
20K11252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
小山内 隆生 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (50204178)
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研究分担者 |
田中 真 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (30400146)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 精神疾患患者 / 高齢化 / 運動器の低下 / 精神疾患患者の運動能力 / バランス能力 / 精神疾患 / 長期入院 / 運動能力 / 転倒リスク |
研究開始時の研究の概要 |
研究の全体構想は、長期入院中の精神疾患患者の退院後の自立生活を維持するために、長期入院中の精神疾患患者の院内生活の様式及び運動機能の低下の現状を調査し、精神科病院の入院生活との関係を明らかにすることを目的とする。 さらに、長期入院中の患者に対し、運動機能低下予防のための介入を行い、その効果について検証し、長期入院を送っている精神疾患患者が退院後、要介護状態となるのを予防する方策を検討するものである。
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研究実績の概要 |
長期入院中の精神障害者の身体活動量や運動不足の状況を評価し、認知機能や社会参加との関係性を検討することで、より適切なリハビリテーションプログラムの開発や、健康増進のための支援方法を確立するために今回の調査計画を立てましたが、1年目からCOVID-19の感染拡大により計画実行は困難となりました。当初のデータ収集の予定は、長期入院中の精神障害者の運動機能に関する定量的・定性的な調査を行い、彼らの日常生活における身体活動量や運動不足の状況を評価するものでした。また、これらの身体活動量と認知機能、社会参加の関係性についても検討する予定でしたが、コロナウイルスの世界的な感染拡大は収まらず、入院施設においては、感染拡大を防ぐための対策が取られており、外部からの人員の立ち入りが制限されているため、調査に必要なデータを収集することができなくなってしまったまま現在に至りました。2年目にはコロナワクチンが普及し、データ計測が可能になると期待されましたが、感染拡大が続き、病院部外者の研究者と患者との接触ができませんでした。この間、患者との接触を少なくする計測装置や認知機能の検査体制を整えましたが、予定した病院でのデータ収集ができないまま現在に至っています。そこで、調査項目等の再検討のためのシステマティックレビューを行うとともに研究期間の1年延長を申請し、認められました。今年度は、感染症対策が2類から5類に変更され、部外者との接触制限が緩和されましたが、研究参加者を十分に得ることができず現在に至っています。そこで、研究期間をさらに1年延長し、研究参加者を十分得たうえで改めて調査を再開し、運動機能に関する知見を得ることができるように努めたいと考えています。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
概要に述べたように、COVID-19の感染法上の取り扱いが2級から5級に変更になったものの、患者の協力が得られずデータを収集することが出来ませんでした。現在研究参加の要請を続けており、今年度は改善すると思われるので、改めて調査計画を再開し、運動機能に関する知見を得ることができるように努めたいと考えています。
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今後の研究の推進方策 |
研究参加者の募集期間を延長し、参加者数を十分確保したうえで改めて調査を再開し、運動機能に関する知見を得ることができるように努めたいと考えています。
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