研究課題/領域番号 |
20K11288
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
内藤 泰男 大阪公立大学, 大学院リハビリテーション学研究科, 教授 (40342224)
|
研究分担者 |
石井 良平 大阪公立大学, 大学院リハビリテーション学研究科, 教授 (40372619)
石川 健二 大阪河崎リハビリテーション大学, リハビリテーション学部, 准教授 (40614649)
上田 将也 大阪公立大学, 大学院リハビリテーション学研究科, 講師 (10965023)
稲本 尊 関西医療大学, 保健医療学部, 助教 (70962835)
白岩 圭悟 大阪河崎リハビリテーション大学, リハビリテーション学部, 助教 (70908128)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 作業療法 / 高次脳機能障害 / 脳波 / ネットワーク解析 / 頭部外傷 / 脳内神経回路 / ネットワーク / リハビリテーション / 軽度頭部外傷 / eLORETA connectivity解析 / 神経心理学的検査結果 / 頭部外傷者 / 認知機能 / 神経心理学的評価 / 脳波解析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、頭部外傷によってもたらされる社会的認知機能を含めた認知機能障害の病態を、動的な脳内ネットワークを形成するメカニズムとして生理学的な視点で理解することである。脳波を測定し、高い空間分解能を持つ脳波解析法を用いて、脳内ネットワーク神経基盤の異常と社会的認知機能を含めた神経心理学的な認知機能、脳構造画像、臨床症状との相関を解析する。頭部外傷により出来する社会的認知機能の障害を、脳内神経回路のネットワークの時空間パターンの障害として定量的に描出することで、個々の障害ネットワークにあわせた科学的な認知リハビリテーションのための客観的な評価法の開発と効果的な実践の基盤を見出すことを目指す。
|
研究成果の概要 |
本研究では、頭部外傷患者へのリハビリテーションに応用するために、社会的認知機能を含めた認知機能障害の病態生理を、脳内ネットワークを形成する動的なメカニズムとして生理学的な視点で理解し、定量化することを目的とした。高い時間・周波数分解能を持つ脳波を測定し、さらに高い空間分解能を持つ脳波解析法を用いて、脳内ネットワーク神経基盤の異常と社会的認知機能を含めた神経心理学的な認知機能、脳構造画像、臨床症状との相関を解析した。安静時脳皮質ネットワーク(LORETA-ICA)によりMemory PerceptionネットワークとHVLT-Rの関連が明らかとなり、ネットワークと記憶機能との関連が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高い時間・周波数分解能を持つ脳波を測定し、さらに高い空間分解能を持つ脳波解析法を用いて、脳内ネットワーク神経基盤の異常と社会的認知機能を含めた神経心理学的な認知機能、脳構造画像、臨床症状との相関を解析した。本研究により得られた安静時脳皮質ネットワーク(LORETA-ICA)によるMemory PerceptionネットワークとHVLT-Rの関連は、頭部外傷により出来する認知機能障害を、脳内神経回路のネットワークの時空間パターンの障害として定量的に描出することでき、個別の頭部外傷患者の障害ネットワークにあわせたより科学的な認知リハビリテーションのための客観的な評価法の基盤となると思われる。
|