研究課題/領域番号 |
20K11293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
能村 友紀 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (50434460)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 経頭蓋交流電流刺激 / 非侵襲的脳刺激法 / 認知機能 / 記憶 / tACS / 個人差 / ガンマ波 / 高齢者 |
研究開始時の研究の概要 |
認知症対策はわが国の大きな課題である.認知症者を増加させないためには,健常高齢者を認知症の前段階である軽度認知障害に,軽度認知障害を認知症に進行させない予防法の確立が求められている.近年,新たな非侵襲的脳刺激法として,脳律動を変調する経頭蓋交流電気刺激法が認知機能を強化するツールとして注目されている.
この経頭蓋交流電気刺激は,1)記憶能力の個人差によって効果に違いがあるのか,2)健常高齢者,主観的記憶障害がある高齢者の記憶力向上に有効であるか否かを網羅的に検討し,新たな認知機能低下抑制プログラムの開発に必要な基礎データを提供することを目的とする.
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研究成果の概要 |
非侵襲的脳刺激法として脳律動を変調する経頭蓋交流電気刺激法(tACS)が認知機能を強化するツールとして注目されている.本研究では,60Hz周波数帯域によるtACS刺激と単語学習トレーニングを融合させたプログラムは,偽刺激および5Hz周波数帯域によるtACS刺激と比較して,記憶再生が高い結果であった.60Hz周波数帯域によるtACS刺激と単語学習を融合させる介入は,エピソード記憶課題のパフォーマンスが保持される可能性がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非侵襲的脳刺激であるtACSと認知トレーニングを融合させたプログラムは、高齢者などの認知機能が低下した対象者の認知機能を高められる可能性が示唆された.認知トレーニングとtACSを併用したプログラムは、認知機能低下抑制に役立てられる可能性がある。
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