研究課題/領域番号 |
20K11295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
熊田 竜郎 常葉大学, 保健医療学部, 教授 (00402339)
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研究分担者 |
森下 紗帆 常葉大学, 健康プロデュース学部, 助教 (30614010)
梅村 和夫 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40232912)
吉川 輝 昭和大学, 医学部, 助教 (90737355)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 三次元動作分析 / 脳梗塞 / 白質 / 動作分析 / リハビリテーション / ミエリン鞘 |
研究開始時の研究の概要 |
我々は、運動皮質梗塞モデル動物を用いて神経系の再構築におけるリハビリの役割を調べている。本研究課題では、各種運動処方が白質において成熟したミエリン鞘自体の形態と、その出力としての運動動作の速度に及ぼす影響とその関係性を明らかにする。また、伝導速度の異常が想定されるモデル動物の運動評価法としての三次元動作分析法の有効性を検証したい。
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研究成果の概要 |
実験的脳梗塞モデル動物(齧歯類)を用いて神経学的なリハビリの効果を解明するためには, 運動機能と脳内の構造変化の明確な関係性を調べる必要がある. 本研究では, 脳の一部に脳梗塞を持つ実験的モデル動物(齧歯類)の歩行動作を三次元動作分析により運動評価を行い, 障害側に特異的な運動機能の異常を見出した.一方, Nano-Suit法を用いた光-電子顕微鏡法解析により脳内の白質内にある髄鞘構造に違いがある予備的な結果が得られた. 運動機能の異常と構造変化の時系列に伴う相関性について調査している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳梗塞は発症後に後遺症を残し日常生活に支障をきたす代表的な疾患であり, 機能改善を促すリハビリは必要不可欠であるがその機序について不明なことが多く, 実験的動物モデルで調べている.高速三次元動作分析法の改善によりモデル動物の障害の回復度合いを, より詳細に捉えられるようになることで, 本疾患ばかりでなくリハビリの効能を評価できるようになることへの応用でき, ミエリン鞘などの脳内における組織構造の違いとの関係性を明らかにする礎となる知見と考えられる.
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