研究課題/領域番号 |
20K11299
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 (2022-2023) 兵庫医療大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
玉木 彰 兵庫医科大学, リハビリテーション学部, 教授 (70269851)
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研究分担者 |
佐藤 晋 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (40378691)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 慢性閉塞性肺疾患 / フレイル / サルコペニア / 呼吸リハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
慢性呼吸器疾患の代表であるCOPDは現在世界における死亡原因の第3位であることから,COPD患者の健康寿命延伸並びに生命予後の改善は喫緊の課題である。特に本邦のCOPD患者は欧米に比べ高齢者が多いためフレイル(虚弱)やサルコペニア(筋肉減少症)を合併する割合も多いと推察されるが,欧米に比べその詳細は明らかとなっていない。またフレイル・サルコペニアを合併するCOPD患者に有効なリハビリテーションは確立されておらず,新たな介入方法の開発が必要である。 本研究では,フレイル・サルコペニアを合併したCOPD患者の身体的特性の分析とリハビリテーションの効果に影響する因子を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究はでは、現在世界における死亡原因の第3位になっている慢性閉塞性肺疾患(COPD)について、欧米諸国と異なり高齢者が多い本邦のCOPD患者においてフレイル・サルコペニアを合併している割合がどれくらいかを多施設共同によって調査し、さらに標準的な呼吸リハビリテーションの反応性を評価することで、高齢COPD患者に対する新たな介入方法を提案することを目的に研究を進めている。 これまで全国の協力施設から症例登録をしてもらうためのシステム(Survey Monkeyを利用)を構築し、日常診療で担当しているCOPD患者のデータを登録してもらい、データの収集を行ってきた。 2023年度も引き続きオンラインを利用して研究協力者と打ち合わせを行い、また研究協力施設を増やすために定期的に本レジストリの説明会を実施し症例登録数の増加に努めた。協力施設数は年々増加しているもものの、まだ当初の目標登録者数には達していない。そのため、本研究による結果を発表できる程の成果は2023年度も多くはない。 当初の研究計画では3年間としていたが、新型コロナウィルス感染症の影響もあって登録症例数がまだ十分でないため、さらに研究期間の延長を申請し承認を得ている。 新型コロナウィルス感染症の影響はほぼなくなくなってきているため、引き続きデータの収集と解析ならびに、研究成果の公表の努めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症の影響は前年度に比べてかなり減っているが、COPD患者に対するリハビリテーション実施件数はまだ新型コロナウィルスが蔓延する前に比べて十分に戻ってはいない。しかしレジストリデータは今年度は以前に比べて増えてきたことから、引き続きのデータ収集およびデータ解析に努める。
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今後の研究の推進方策 |
今後もSurvey Monkeyを利用した症例登録システムを用いてデータ数の増加に努めるが、今年度までに蓄積したデータ解析を進め、その結果を学会や論文等で報告する予定である。
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