研究課題/領域番号 |
20K11336
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
増本 賢治 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (20553423)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ランニング / 体重免荷 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、様々な条件下での体重を免荷したランニング時の客観的応答および主観的応答について明らかにする。また、体重を免荷した環境下でのランニング時の自己快適ペースについて明らかにする。 本研究成果は、ヒトのランニング動態についての更なる理解につながり、科学的根拠に裏付けられた、安全で効果的なランニングの運動処方の指針構築に貢献し得る。
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研究実績の概要 |
令和5度には、体重を免荷した環境下での、側方ランニングおよび前方ランニング時の生体応答に関する、以下の研究を実施した。 本研究の目的は、体重を免荷した環境下での、側方ランニングおよび前方ランニング時の代謝応答、筋活動動態および主観的応答について、明らかにすることであった。健常成人を対象として、異なる体重免荷の割合での、側方ランニングおよび前方ランニング時の代謝応答、下肢筋活動および主観的応答を測定した。その結果、ランニング時の走行方向(側方および前方)の変化は、大腿直筋の筋活動量、ストライド頻度および自己選択速度に影響を及ぼす可能性が示唆された。また、ランニング時の体重免荷の割合(0%、20%および50%)の変化は、下肢筋活動(大腿直筋、大腿二頭筋、前脛骨筋および腓腹筋)、主観的応答、ストライド頻度および自己選択速度に影響を及ぼす可能性が示唆された。これらの研究結果は、現在、詳細な解析を進めており、学術論文として、国際誌に投稿準備中である。 また、令和5年度には、体重を免荷した環境下での後方ランニングおよび前方ランニング時の生体応答に関する学術論文も執筆した。本研究成果は、Human Movement Science誌に掲載された。 さらに、新型コロナウイルス感染症等の影響によって、これまで実施することができなかった研究については、海外研究協力者である、John Mercer教授(米国・ネバダ州立大学ラスベガス校)と連絡を取り、現在、研究(データ収集)を進めている最中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症等の影響によって、研究の実施が遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
今後も、継続して、体重を免荷した環境下でのランニングの運動処方の指針構築に貢献するための学術的研究を実施する。
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