研究課題/領域番号 |
20K11339
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
八十島 崇 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (00435091)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 方向転換能力 / 方向転換走 / COD deficit / 走スピード / 下肢パワー / 走速度 / 下肢筋機能 / 速度変化 |
研究開始時の研究の概要 |
球技スポーツ選手は、相手との対峙において加減速を伴い進行方向を変化させることを要求される。この能力を方向転換能力と言い、近年、方向転換走タイムと直線走タイムとの差から得られるCOD deficitで評価すべきとの報告がなされてきている。しかし、COD deficitが方向転換能力に関わる下肢筋機能や方向転換技術とどのように関係するか明確でない点が多い。本研究では、COD deficitと下肢筋機能及び方向転換技術との関係を検討し、方向転換能力を的確に評価できる指標かどうかを明らかにしていく。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、change of direction(COD)能力を評価するための指標として方向転換走タイムと直線走タイムの差によるCOD deficit(CODD)が有用であるかどうかを検討することであった。その結果、CODDは、COD走時の走スピード様相に反映しない場合があることや下肢パワー発揮、COD能力を高めるトレーニングによる変化と関連しないことが確認された。したがって、COD能力をCODDで評価するには不確定な要素が多く、場合によってはCOD能力の評価を見誤ってしまう可能性があると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
方向転換(change of direction:COD)能力は、球技スポーツ選手にとって不可欠な体力要素である。本研究は、COD deficitによるCOD能力の評価の可能性について検討したが、結果的に指標としての不確定さの一端を明らかにすることとなり、その点では学術的に意義があるといえるだろう。また、得られた知見は球技スポーツ選手の体力評価の他に、トレーニングや運動指導の場面に活用することができ、その点で社会的意義は少なからずあると考えられる。
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