研究課題/領域番号 |
20K11342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東京大学 (2023) 日本体育大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
小谷 鷹哉 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (60849727)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 骨格筋損傷 / リボソーム生合成 / リボソーム合成 / 筋損傷 / リボソーム / 骨格筋再建 / 筋タンパク質合成 |
研究開始時の研究の概要 |
骨格筋損傷は、アスリートや高齢者、筋疾患患者に頻発する外傷である。そのため、筋損傷後の再建過程のメカニズムの解明が社会および臨床から求められている。骨格筋の再建には、新たな筋タンパク質を合成することが必要となるが、その際にタンパク質合成装置であるリボソーム量がどのように変化するのかは明らかとなっていない。そのため、本研究では、筋損傷モデルを用いて骨格筋の再建過程におけるリボソーム生合成の変化を検討することで、筋損傷からの再建メカニズムのさらなる解明を目指す。
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研究成果の概要 |
骨格筋に損傷刺激を与えた結果、直後はリボソーム量の減少が観察されたが、その後しばらくしてからリボソーム量は安静時よりも増加することが明らかとなった。また、直後はリボソーム選択的オートファジーに関わるとされているNUFIP1の発現が亢進すること、しばらくしてからはリボソーム生合成の指標とされているリボソームRNAの前駆体の発現量が増加することが本研究により明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨格筋は損傷しても再建されるが、そのメカニズムについては未だ不明な点も多い。本研究により、筋損傷後にリボソーム量およびリボソーム生合成が変化することが新たに示された。これらより、骨格筋の再建にリボソーム量が関与している可能性が新たに示唆され、リボソーム量に焦点を当てた効果的に骨格筋再建を促進する方法などの開発に繋がる可能性が期待される。
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