研究課題/領域番号 |
20K11356
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
國部 雅大 筑波大学, 体育系, 助教 (70707934)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | スポーツ / 両眼眼球運動 / 頭部運動 / 視線行動 / 注視 / 運動学習 / 両眼視 / 斜位 / 運動制御 / 周辺視野 / 眼位 / エイミング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、スポーツの場面でみられる巧みで優れた運動を制御・学習する上で、両眼眼球運動と頭部運動の協調性がどのように貢献しているか実験的に検討することである。3次元空間内での素早く正確な到達運動や、実際の球技スポーツ場面での送球や捕球を実験課題として、両眼眼球運動-頭部運動-肢運動間の時間的・空間的な協調性を分析し、優れた運動技能との関連を検討する。また、運動の学習に伴い、身体各部位間の協調性にどのような変容がみられるかについて考察する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、各種スポーツ選手を対象として両眼眼球運動を測定するとともに、実際のスポーツの場面でみられる巧みで優れた動作を遂行する上で、両眼眼球運動と頭部運動がどのように貢献しているかについて検討することを目的とした。その結果、スポーツ場面で素早く正確な運動を行う際には、両眼視による安定した視線行動が貢献していることが示唆された。また、頭部運動の利用が運動の制御や学習に貢献していることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、素早く正確な運動を実現する際の両眼眼球運動と頭部運動の貢献に関して、その一端を明らかにしたことに学術的な意義がある。また、投げる、捕る、打つなどの運動における適切な視線や頭部運動の用い方について得られた知見は、知覚と運動を関連づけたトレーニングを行う際の有意義な資料として、スポーツ選手の運動技能を向上させる可能性を含んでおり、本研究成果の体育・スポーツの実践場面への応用が期待される。
|