研究課題/領域番号 |
20K11385
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
松田 恵示 東京学芸大学, 教育学部, 研究員 (70239028)
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研究分担者 |
原 祐一 岡山大学, 教育学研究科, 講師 (80550269)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | フリースクール / スポーツ活動 / 質問紙調査 / ガイドライン / ガイドブック |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、これまでまだ把握されていない「フリースクール」でのスポーツ指導の現状を質問紙調査により明らかにすること、特徴的な事例に対するヒアリング調査を行い、学校との連携を含む不登校指導に関わっての、スポーツが持つ教育的可能性と課題についてより現場に即して分析すること、以上の研究成果から「フリースクール」における体育やスポーツ指導の「ガイドブック」を検証作業を含めて作成すること、が目的である。
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研究実績の概要 |
フリスクールは「教育支援センター」に比べて、より子どもたちの個性や主体性が、制度の側よりも大切にされる傾向の強い場所である。そのことからも、子どもたちの活動としてみた場合、「遊び」の観点は重要である。本研究では、フリースクールにおけるスポーツ活動を対象として取り上げているが、それはフリースクールにおいて「遊び」の持つ意味や意義を検討するとともに、指導や子どもたちを支えるあり方にそれらがどのような具体としてつながっていくかを考察することでもある。本年度は、前年度までの理論的検討を踏まえて、コロナで実施が難しかった予備的な質問紙調査を実施した。子どもたちの活動内容が大きく変化する中で、コロナ特有の動向と一般的な動向との両面での現状が分析できた。また、特にフリースクールでのスポーツ活動については、指導者が対抗的な意見を同時に所持していることが「教育支援センター」に比べて示唆された。この結果、本調査を実施する前に、インテンシブなヒアリング調査を実施する必要が生まれ、いくつかの施設に対して調査を実施し、予備的な質問紙調査と合わせた分析を行なっている途中となっている。ガイドラインの作成に関しての期待も現場では強いことも併せて確認することができた。これは、スポーツ活動の取り扱いが比較的経験に委ねられていることからも理解できるところである。またここまでの結果の一部を、日本教育支援協働学会等で報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
予定していた質問紙調査が、コロナの影響で大幅に実施が遅れたために、年度の計画がおされる形となり遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
コロナの影響が社会的にようやく弱くなっていく中で、研究機関を1年延長し、凝縮する形で、当初の計画を実施していくこととする。
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