研究課題/領域番号 |
20K11390
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
塩瀬 圭佑 宮崎大学, 教育学部, 准教授 (70708106)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | グリコーゲン / 体水分量 / 生体電気インピーダンス法 / 暑熱環境 / カーボローディング / 深部体温 / 筋グリコーゲン / 暑熱 / パフォーマンステスト |
研究開始時の研究の概要 |
スポーツ時における暑熱対策は、競技成績への影響及び安全管理の観点から重要な意味をもつ。暑熱対策として、体水分量を増加させることは、体温保持や脱水予防の面において有効であると考えられている。一方、多量の糖質摂取(カーボローディング)を行うことでも体水分量は増加するが、暑熱対策としての有効性は検証されていない。 本研究では、カーボローディングに伴い貯留される体水分の生理作用を明らかにし、カーボローディングの暑熱対策としての有効性を検討することを目的に実施する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、カーボローディングによって生じる体水分量の増加が常温・暑熱環境下での体温変動へ及ぼす影響を検討した。 本研究の結果、カーボローディングは常温環境下での運動時の体温調整に影響は及ぼさないが、暑熱環境下での持久性運動時における深部体温の上昇を抑制する可能性が示された。しかし、カーボローディングによる体水分量の増加が深部体温の上昇を抑制するという直接的な証拠を得ることはできなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カーボローディングは、運動中のエネルギー枯渇を防ぐという観点から、持久性競技のアスリートを中心に実施されている。一方、カーボローディングが暑熱環境下における運動時の深部体温上昇を抑制するという本研究のデータは、カーボローディングが暑熱対策としても有効であるという新たな可能性を示すものであった。本研究を基礎とした研究発展によって、カーボローディングをより多くの競技でパフォーマンス向上のために活用できる可能性がある。
|