研究課題/領域番号 |
20K11440
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
奥住 秀之 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70280774)
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研究分担者 |
平田 正吾 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (10721772)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 知的障害 / 不器用 / アセスメント / 運動プランニング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、知的障害のある人々においてしばしば認められる運動面の不器用に関して、そうした特徴が日常生活におけるどのような問題と関連するのか明らかにすると共に、知的障害の認知的な特徴や、運動に関わる神経学的特性がどのような影響を及ぼすのか明らかにすることである。
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研究成果の概要 |
大幅に測定機会が制限され、研究計画を変更せざるを得なかったが、本研究においては、1)知的障害児・者における適切な運動プランニングが稀な現象であることを指摘し、またその代わりに出現する誤反応の特徴を明らかにした。2)更に、こうした運動プランニングが、正しい方法を事前に観察させるだけでは、知的障害児・者に生起しないことを明らかにすると共に、3)一部の知的障害者においては、先に獲得された運動スキルや認知スキルが、従来の社会生活経験の制限を受けても、少なからず維持されることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
知的障害のある者における不器用の実態が未だ十分に解明されていない現状において、彼らの運動プランニングにおける誤反応の特徴まで検討した本研究の学術的意義や社会的意義の高さは明らかである。 また、一部の知的障害者においては、先に獲得された運動スキルや認知スキルが、ここ数年のコロナ渦のような従来の社会生活経験の制限を受けても、少なからず維持されることを明らかにした点は、極めて重要である。
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