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身体活動量の多さが幼児の健康発達に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 20K11448
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関大阪公立大学 (2022-2023)
大阪府立大学 (2020-2021)

研究代表者

三宅 孝昭  大阪公立大学, 国際基幹教育機構, 教授 (80244672)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード睡眠覚醒リズム / 身体活動量 / 体温 / go/nogo測定 / 生活習慣 / 体力・運動能力 / 身体活動 / 幼児 / 分泌型免疫グロブリンA / 健康 / 発育発達 / 日常
研究開始時の研究の概要

近年、子ども達の身体活動量が減少しており、身体活動量の減少は、生活リズム悪化要因の一つと指摘されている。子どもの健康的な発育発達にとって、身体活動は重要な要素と考えられる。そこで、身体活動量が子どもの健康及び発育発達に及ぼす影響を検討するため、日常的に身体活動量の多い保育を行っている保育園の園児に対し、生活や発育発達状況を調査、測定し、日常的な身体活動量の多さが幼児の健康や発育発達にどのような影響を及ぼすのかについて検討する。

研究実績の概要

2023年度はコロナ対応の5類移行により、対象園であるM保育園から協力を得ることができた。しかしながら、コロナ禍前より園長、保育士のほとんどが交替されていたため、測定に負担の大きい唾液採取と心拍数測定は行わず、生活記録、歩数測定、体温測定、go/nogo測定、体力測定を実施した。測定期間は3日間、対象児は7名であった。主な結果は以下の通りである。
平均就寝時刻は21時18分±29分、平均起床時刻6時53分±27分、平均睡眠時間9時間35分±28分であった。2021年度に行った2園の調査結果(平均起床時刻7時05分±33分、平均就寝時刻21時30分±38分、平均睡眠時間9時間35分±40分)と比較すると、起床、就寝時刻は少し早い傾向にあった。
平均身体活動量(歩数)は15,935歩±4,025歩であった。2016年度の活動量は16,981歩±2,776歩であったことから、今回の結果は少し減少していた。
3日間の平均体温変動は、起床時36.5±0.3度、昼食前36.8±0.3度、就寝時36.6±0.4度となり、日中が高くなる山型の体温変動であった。
go/nogo測定は、不活発型、興奮型、抑制型、おっとり型、活発型に分類されるが、M保育園では不活発型25.0%、興奮型25.0%、抑制型25.0%、おっとり型0.0%、活発型25.0%であった。今年度、測定を行ったK保育園では不活発型66.7%、興奮型22.2%、抑制型11.1%、おっとり型0.0%、活発型0.0%であり、F幼稚園では不活発型63.0%、興奮型6.5%、抑制型17.4%、おっとり型4.3%、活発型10.9%であった。以前は、興奮と抑制が育っている活発型が20%程度存在したのが、近年は数%程度と報告されており、保育園の25.0%に着目されるが、対象者数が少ないことから、今後測定を重ねて検討する必要がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

これまで、新型コロナの影響により、研究対象園からの協力が得られず、調査、測定が遂行できなかった。今年度は新型コロナ対応が5類に移行したことにより、本研究の対象園であるM保育園から協力を得ることができた。しかしながら、園長や保育士の交替や、園舎の移転など、保育園の状況が変わったため、測定に負担の大きい測定項目である唾液採取、心拍数測定は除外して調査、測定を実施した。
今後は、本来の研究計画に基づき、複数回の測定を行い、本研究を遂行できるよう、既に対象となる保育園の園長には依頼を行い、承諾を得ている。

今後の研究の推進方策

これまでは、コロナの影響により測定ができなかったが、今年度、上記に示した、生活記録、歩数測定、体温測定などに協力が得られた。今後は、今年度測定ができなかった項目も含めて複数回の測定を行い、本研究を遂行できるようにする。既に園長には依頼を行い、承諾を得ている。
具体的には、夏季と秋季に1回ずつ測定を行うことを予定している。測定項目は、今回測定を行えなかった唾液採取を主として、実施する予定である。また、比較対象として、他の園でも測定を行う予定である。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2023 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Effects of Pre-Schooler Lifestyle on the Circadian Rhythm of Secretory Immunoglobulin A2021

    • 著者名/発表者名
      Miyake Takaaki、Tanaka Yoshiharu、Kawabata Haruka、Saito Shinya、Oda Megumi
    • 雑誌名

      Health

      巻: 13 号: 02 ページ: 178-187

    • DOI

      10.4236/health.2021.132016

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 「日韓中3か国における子どもの心身の健康に関する調査」日韓予備調査報告2024

    • 著者名/発表者名
      長島万里子、,金銀正、徐相玉、河本洋子、三宅孝昭、梅澤雅和
    • 学会等名
      日本幼少児健康教育学会第42回大会(春季:川崎大会)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 「日韓中3か国における子どもの心身の健康に関する調査」 中国予備調査報告2024

    • 著者名/発表者名
      陳 兆麗、河本 洋子、 三宅 孝昭、梅澤 雅和
    • 学会等名
      日本幼少児健康教育学会第42回大会(春季:川崎大会)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 20年間の幼児の生活状況の検討 -2021年度生活習慣調査と2000年度生活習慣調査の比較から-2023

    • 著者名/発表者名
      三宅孝昭、田中敏也
    • 学会等名
      日本幼少児健康教育学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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