研究課題/領域番号 |
20K11452
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東海学園大学 |
研究代表者 |
畑 孝幸 東海学園大学, スポーツ健康科学部, 教授 (00156332)
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研究分担者 |
高橋 浩二 長崎大学, 教育学部, 准教授 (20568224)
久保田 もか 長崎大学, 教育学部, 准教授 (80744721)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 身体教育学 / 高等教育 / 身体的教養 / 身体リテラシー / 人間形成 / 身体的リテラシー / 身体の教養 / 身体の経験 / 身体教育 / 体育 / スポーツ / 身体性哲学 / 哲学的人間学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、大学における教養教育において、大学生の「心と体」の教育が人間的な存在への問いと不可分だという認識に立ち、高等教育における身体教育の意義を「身体的教養」の涵養に求めながら、大学教育における体育の可能性を探る。そして、スポーツにおける「自己への問いかけ」や「他者との交流」から得られる多様な生の経験を身体教育という人間形成の営みに取り込むことによって得られる高等教育ならではの「身体的教養」について考察する。その目的は「大学生のスポーツ実践における身体の経験」と「大学体育におけるスポーツ実践の価値」を明らかにすることによって「高等教育における人間形成」は如何にあるべきかを示すことにある。
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研究成果の概要 |
本研究では、スポーツ実践における人間の生の経験が人間的な存在への問いと不可分であるという認識に立ち、大学体育における人間形成の可能性について検討した。スポーツ実践における多様な生の経験を大学教育における人間形成の営みに取り込むことで、大学体育が直面する問題解決への方策を提示しうる新たな体育論の構築を目指した。その概要は以下のとおりである。①大学教育において「社会の変化と呼応する『身体』及び『身体性』とは何か」について考察した。②大学生が身につけるべき身体に関するリテラシーを大学教育の中に位置づける必要性を明らかにした。③「高等教育で必要な『身体的リテラシー』」について明確にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的な特色は、①高等教育において「社会の変化と呼応する『身体』及び『身体性』」について考察したこと、②「大学生が身につけるべき身体に関するリテラシー」を如何にして大学教育の中に位置づけるか、それを高等学校までの教育と大学教育を対比させながら考察したこと、そして③「大学生の体力と身体的リテラシー」に関する研究の枠組みを完成させるべく「高等教育で必要な『身体的リテラシー』」について考察したことである。その社会的意義は、スポーツ実践における身体的リテラシーの観点から大学体育を考察することによって、その意義を明らかにしようとしたことである。
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