研究課題/領域番号 |
20K11458
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 四国大学短期大学部 |
研究代表者 |
片山 友子 四国大学短期大学部, その他部局等, 教授 (60648202)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 女子大学生 / 子宮頸がん / 予防教育DVD教材 / 検診受診行動 / ネットワーク / 予防教育教材 / 予防教育DVD教材 / POMS / STAI |
研究開始時の研究の概要 |
子宮頸がん予防において、検診の果たす意義は大きい。本研究の目的は、女子高校生・大学生の子宮頸がんや子宮頸がん検診に関する知識を増やし、関心を高め、その後の予防行動・検診受診行動に繋ぐことができる子宮頸がん予防教育DVD教材を開発し、予防教育教材の普及に向けて、高等学校とのネットワークを構築することである。予防教育教材は、単なる検診受診勧奨ではなく、検診受診による利益と損益のどちらを強調することが、検診に対する不安を軽減し、意識変化や行動変容に至るかを比較する。検診受診が勧奨される20歳以前に予防教育を行うことにより、教育の効果が予防行動・検診受診行動に繋がることが期待される。
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研究成果の概要 |
子宮頸がんや子宮頸がん検診に関する知識を増やし、関心を高め、その後の予防および受診行動に繋ぐことを目的とした子宮頸がん予防教育DVD教材を開発し、徳島県の公立の高等学校等に教材を配布し、高等学校とのネットワークを構築した。教材を視聴した大学生を対象に実施した調査では、視聴前と比較すると、検診を受診したくないと回答した者は減少し、教材には一定の効果があったと考えられた。しかし、翌年実施した受診行動についての調査では、受診に抵抗があることを理由に受診したくないと回答した者が多かった。受診行動に繋げるために、教材の見直し、教育・普及啓発方法の充実を今後の課題としたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の子宮頸がんの死亡率は増加傾向にあり、その要因の一つとして検診の受診率が低いことが挙げられる。年齢別にみると20~24歳が最も低い。子宮頸がんは、HPVワクチンと検診の併用で、予防、早期発見が可能であるため、検診の果たす意義は大きい。本研究では、女子高校生・大学生の子宮頸がんや子宮頸がん検診に関する知識を増やし、関心を高めるための予防教育DVD教材を開発した。教材視聴後は、検診を受診したくないと回答した者は減少し、教材には一定の効果があったと考えられた。しかし、その後の受診行動に繋ぐことは、難しいことがわかった。教材の見直し、教育方法の充実を今後の研究課題とし、受診率向上に寄与したい。
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