研究課題/領域番号 |
20K11459
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
渡邉 仁 筑波大学, 体育系, 助教 (70375476)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 野外教育 / 自然体験プログラム / キャンプ / 教育学 / ウィルダネス / 原生自然 / Place based education / 自我 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、野外教育プログラムに関する研究は、プログラム効果の検証とともに、プログラムが展開される「場」自体の意味や機能・構造に注目が集まっている。例えば、公園・里山・人工林・ウィルダネス(wilderness:原生自然)等は、一般に「自然のある環境」と認識されるが、それぞれ似て非なる「場」の価値を持っている。そこで本研究は、児童期から青年期を対象にウィルダネス環境下で野外教育プログラムを実践し、特に「ウィルダネス」という場が、体験者(クライエント)の自我にどのように影響を与えているかを検討する。
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研究成果の概要 |
近年、野外教育プログラムに関する研究は、プログラムが展開される「場」自体の意味や機能・構造に注目が集まっている。例えば、公園・里山・人工林・ウィルダネス等は、一般に「自然のある環境」と認識されるが、それぞれ似て非なる「場」の価値を持っている。本研究の目的は、児童期から青年期を対象にウィルダネス環境下で野外教育プログラムを実践し、特に「ウィルダネス」という場が、体験者の自我や自己にどのように影響を与えているかを検討することであった。 本研究の成果は、「自然の深さ」あるいは「他者や自然との関係性」が、体験者の自我の再構築に一定の影響を与える要因であることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、野外教育プログラムは自然環境で実践されるが、自然環境は単に活動空間ではなく、「神秘性」「荘厳性」「他者や自然との一体感」などを体験させる重要な場であることが示唆され、今後の野外教育の「場」の本質論の萌芽的研究となったことである。また本研究の社会的意義は、指導現場への自然環境の再認識を促進し、我が国の青少年教育としての野外教育プログラムの実践を後押しするエビデンスの蓄積となったことである。
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