研究課題/領域番号 |
20K11464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
木村 哲也 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (60533528)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 片脚立位 / 歩行 / 荷重保持 / トレッドミル歩行 / 心拍数 / 腰部加速度 / 立位バランス / 床反力計 / モーションキャプチャシステム / 表面筋電図法 / 心電図 / バランス制御 / 歩行制御 / 身体システム / 荷重 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、手で軽い荷物を持つことによる歩行動作時のバランス安定化と機械的効率向上を、トレッドミル歩行において基礎的に確立することを目的とする。 まず、歩行動作の「安定性」と「効率」それぞれについて、最適な荷重条件を明らかにする。その際、荷重保持が与える具体的な効果とそのメカニズムを様々な観点から検討する。 以上の検討で得られた成果に基づき、最終目標としてトレッドミル歩行時の荷重保持による、歩行動作安定化・効率化を確立する。
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研究成果の概要 |
本研究は、軽い荷重を保持することが片脚立位姿勢ならびに足圧中心調節課題に与える効果を検証した後、最終的にトレッドミル歩行に対する効果を検証した。健常若年者を対象とした基礎的な測定の結果、軽い荷重を手に保持することにより、片脚立位姿勢やトレッドミル歩行動作の安定性が高まることが新たに明らかになった。この結果を踏まえて、加齢や疾患などにより感覚機能が低下した対象者での検証が今後期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軽い荷重を手で保持することによるバランス安定効果について、従来の研究は主に静的な二足立位姿勢を対象としたものであった。これに対して本研究は、これまでの知見をより不安定な片脚立位姿勢や歩行動作に拡張した点で学術的意義がある。また、特別な装具ではなく身近に手にするモノを念頭にしていることから、本研究の成果は転倒予防のみならず、リハビリテーションやスポーツなど幅広い分野への応用にもつながる知見である。
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