研究課題/領域番号 |
20K11475
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 東海学園大学 |
研究代表者 |
島 典広 東海学園大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70363653)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 反動動作 / 伸張性収縮 / 負荷強度 / しゃがみ込み速度 / 神経筋機能 / スクワットジャンプ / ダンベル / 事前負荷 / 角速度 / 切り返し動作 / 膝関節 / 外側広筋 / 受動的筋力 / 単関節 / 筋電図 / トレーニング / パワー / 速度 |
研究開始時の研究の概要 |
加齢によるパワー発揮の低下は筋量や筋力よりも顕著である。しかし、反動動作を伴うパワー発揮には動作切り返し前の筋出力(伸張性収縮)調節能力が影響すると考えられる。そこで、本研究では下記の4つの研究目的で検証を行う。①異なる角速度における切り返し前の受動的な筋力発揮がそのパワー発揮に及ぼす影響、②一定速度で最大あるいは最大下で筋力発揮を調節した収縮が切り返し後のパワー発揮に及ぼす影響、③スクワット動作やいす立ち座り動作中のしゃがむ速度の違いが、立つ速度に及ぼす影響について異なる負荷強度を用いて検討し、それら筋出力調節機能をトレーニングに応用し改善効果について明らかにする。
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研究実績の概要 |
2022年度は、65歳以上の高齢者を対象に、いすの立ち座り動作の際にできるだけ素早く座り立つ動作でトレーニングする群と、1秒間で座り1秒で立つトレーニング、3秒間で座る3秒で立つトレーニング群に分け、1週間に1回、計12週間のトレーニングを実施する予定であった。具体的には、いす立ち座り動作のトレーニングのほか、カーフレイズも同様の速度で実施させ、これらのトレーニング前後に、10回いす立ち座りにおける時間や1回毎の速度やパワー、10m速歩、10段の階段昇段時間および10段の階段降段時間の計測、さらに一定スピードで座る動作を行った直後の反動動作を用いた立つ動作の速度やパワーを計測してトレーニング効果を検討する予定であった。コロナ禍も収束に向かいつつも愛知県では「まん延防止等重点措置」が発令され、特に高齢者を対象と考えていたことからトレーニングを実施することができなかった。一方、この期間において本研究課題に関連する研究を学術論文として掲載することができた。今後は高齢者から若者に対象を変更して反動動作を用いたトレーニングに応用できる研究へと変更する。具体的にはゴムチューブで負荷を強くして反動動作を行った場合や自体重およびアシスト器具によって地面への衝撃を変化させた場合の力学的作用や筋電図などの生体反応を用いて、若者から高齢者までトレーニングに応用できる方法を開発する。特に、反動を用いた切り返し動作の役割について明らかにする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
3年目は高齢者を対象としたトレーニングを検討していたため、コロナ禍による「まん延防止等重点措置」が発令のため研究を進めていくことが困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度で終了の予定であったが、2023年度まで1年間期間を延長して、高齢者から若者に対象を変更して本研究課題に関するトレーニング効果について最終年度は進めていく予定である。
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