研究課題/領域番号 |
20K11488
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
山口 鉄生 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 教授 (80569731)
|
研究分担者 |
掛井 秀一 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (80346585)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | ランニング障害 / 疲労骨折 / 予防プログラム / アプリ / 教育 / 予防 / 学生 |
研究開始時の研究の概要 |
ランニング障害の経験者は80%と言われており、一時的に痛みが軽快しても再発し、治療に難渋することがある。まだ成長過程にある学生の場合、ランニング障害を起こすとメンタルにも大きな影響を及ぼすことがあり、健全な成長のためにも障害の予防は大切である。近年、ランニング障害の予防に関する様々なエビデンスが蓄積されつつあるが、一般社会に十分に普及しておらず、障害の予防に結びついていない。本研究では、エビデンスに基づいたランニング障害予防のプログラムをわかりやすく一つにまとめ、そのアプリを作成する。また、アプリの使用状況とランニング障害の発症率の変化について調査する。
|
研究成果の概要 |
足内在筋の筋トレーニングと四股トレーニングに着目して予防プログラムのアプリを作成した。 大学生20名を対象として足内在筋筋トレと四股トレの2群に分けて、その効果を調査したところ四股トレ群において有意に足内在筋の筋肥厚とバランス能力の向上が見られた。そこで、徳島県内の強豪の高校陸上競技部に所属する中長距離男子選手を対象として、四股トレを中心とした予防プログラムの介入研究を行った。しかしながら結果として予防プログラムによる介入効果は見られなかった。その要因として新型コロナ感染症による部活動の停止があり、十分な予防プログラムの実施ができなかったものと思われる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ランナーに気軽に障害予防の情報に触れてもらうためには、ランニング障害に対する予防プログラムをアプリに組み込むことが重要である。強豪校の陸上競技部に所属する中長距離男子選手を対象として、四股トレーニングを中心とした予防プログラムのアプリを作成して介入研究を行った。結果として、障害の発生について予防プログラムによる介入効果は見られなかった。その要因として新型コロナ感染症による部活動の停止があり、十分な予防プログラムの実施ができなかったものと思われる。今後は健常な社会情勢のもとで再度介入研究を行う。また、コロナ禍の反省を踏まえてオンラインでの指導システムを確立することが必要だと考えている。
|