研究課題/領域番号 |
20K11489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
山神 眞一 香川大学, 学生支援センター, 教授 (10158082)
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研究分担者 |
上野 耕平 香川大学, 教育学部, 教授 (20311087)
宮本 賢作 香川大学, 教育学部, 教授 (70304582)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 体力作り / 小中学校 / 効果量 / 体力向上施策 / 体力テスト / 体力 / 体力向上プログラム / 体力向上 / 施策 / 調査研究 |
研究開始時の研究の概要 |
各自治体では文部科学省や体力向上の先進県で実施された施策等を参考に子供の体力向上を促進する独自の施策を実施してきた。更に待機児童問題など予算的措置が必要な問題が全国的に山積するなかで体力向上施策の必要性を説明するためには,1)「各施策は体力向上に対してどの程度の効果を持つのか」,2)「なぜ各施策は体力向上を促進するのか」といった疑問に対して,データに基づいた明確な回答を用意する必要がある。そこで本研究では,香川県内の小・中学校を対象とした調査及び実践研究を実施し,各学校で実施されている施策の体力向上に対する効果量及びその効果の推定メカニズムを明らかにした上で,その情報を全国に向けて発信する。
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研究実績の概要 |
昨年度は、香川県内の小中学校の体力テスト結果と各校の体力向上プログラムとの相関に関するデータの統計解析を行い、体力テスト上位校に朝の授業前に運動タイムを設けていることや昼休みの体育館開放などの取組みが影響を及ぼしていることがわかってきた。また、どの学校も業間の時間を活用したり、体育授業の工夫、楽しみながら遊べる遊具の設置などの取組みを実施していた。 子どもの体力作りに関する小学校の取組みに関して、海外との比較分析をするためにニュージーランドのオークランド市内のSt.Thomas School小学校に訪問し、体育の授業や放課後の生徒の様子を観察するとともに小学校長ならびに授業担当者との意見交換をした。その際、日本の小中学校の体力の現状と体力向上に向けた施策の説明も行った。その結果、小学校の自然環境を利用した体力作りの方策や一人一人の能力に応じた運動、家族や地域を巻き込んだスポーツへの支援を積極的に実践していることが明らかとなった。また、子どもの健康面や体力向上に関する調査結果等を香川県内の四国新聞に連載した。共同研究者間の情報共有及び意見交換も積極的に行った。 香川県教育委員会保健体育課と小中学校の体力づくり推進校の取組みを検証するとともに、充実した取組みを行っている小中学校には、その取り組みの現状把握のため、現場への視察を行った。また、香川県教育委員会保健体育課とニュージーランドの小学校の体力づくりの実態を報告し、今後の研究の方向性について意見交換した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
香川県内の小中学校の体力向上施策に関する各校の取組みを概観し、体力テスト結果との関係性を考察し、その方策についての海外との比較するため、特にニュージーランドの小学校訪問を行い、情報収集を進められている。
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今後の研究の推進方策 |
香川県以外で小中学校の体力作りに関して成果を上げている県を訪問し、体力向上のより良い施策を再検討すること、そして、香川県内の四国新聞に連載している子どもの健康、体力に関する内容をまとめて子どもの体力向上施策の提言に結びつけていく。
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