研究課題/領域番号 |
20K11493
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
門田 宏 高知工科大学, 情報学群, 准教授 (00415366)
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研究分担者 |
関口 浩文 上武大学, ビジネス情報学部, 教授 (20392201)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 運動学習 / fMRI / MRI |
研究開始時の研究の概要 |
我々の日常は運動することで営まれており,ヒトの持つ運動学習能力にかかわる神経基盤の解明は神経科学における重要課題であると考えられる.本研究では,経頭蓋直流電気刺激(tDCS)を用いて脳活動の興奮性を変えることで,運動学習能力と脳活動との関係性について明らかにしていく.また機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて運動学習中の脳活動を計測することで,全脳を対象に運動学習能力に関わる脳機能の解明を行っていく.
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研究成果の概要 |
ヒトは運動学習を通して様々な運動技能を獲得し,日々の生活の中で適切な運動を行うことができている.本研究では,運動学習前の脳の状態と運動学習能力との関係を明らかにしていくことを目的とした.実験参加者の安静時脳活動(脳機能画像)および脳構造画像を撮像後,ジャグリング課題の運動学習を行わせた.そして脳画像と運動学習度合いについて相関解析および機械学習を行った.相関解析の結果,安静時脳活動と運動学習度合いには左感覚運動野と相関があることが明らかになった.そして機械学習の結果から脳画像から運動学習能力が予測できる可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,運動学習前の脳画像を解析することで運動学習能力を推定できる可能性が示唆された.個人の運動学習能力が予測できるようになれば,リハビリテーションやスポーツトレーニングなどにおいて個人に合わせた効率的な運動学習につながる可能性が考えられる.
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