研究課題/領域番号 |
20K11494
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
板井 美浩 自治医科大学, 医学部, 教授 (00231142)
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研究分担者 |
菊地 元史 自治医科大学, 医学部, 教授 (60332988)
高瀬 堅吉 自治医科大学, 医学部, 教授 (80381474)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | マウス / 行動テストバッテリー / 性格特性 / 運動適性 / 性格 / 運動学習能力 / パーソナリティ特性 / 運動学習機能 / 行動解析 / 神経基盤解明 |
研究開始時の研究の概要 |
クローズドコロニー系のICRマウスを対象に1週間をかけて、明暗探索テスト、オープンフィールドテスト、社会的相互作用テスト、ロータロッドテストの4つのテストから構成される行動テストバッテリーを課す。そして、テスト終了後に安楽死処置を施し、組織解析用に脳を採取する。得られたデータから、「不安が高い/低い個体」、「好奇心が高い/低い個体」、「社交性が高い/低い個体」を区別し、パーソナリティ特性の違いに応じて運動学習課題の成績の違いを検討する。その個体の脳の扁桃体および小脳について、c-Fos陽性細胞の有無を検討し、行動特性が運動学習機能に与える影響の神経生理学的機序を解明する。
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研究実績の概要 |
本研究では、成体期の雄性マウスに不安、好奇心、社交性、運動学習能力を測定する行動テストバッテリーを課す。行動テストバッテリー終了後に、後ろ向き研究で「不安が高い/低い個体」、「好奇心が高い/低い個体」、「社交性が高い/低い個体」を区別し、パーソナリティ特性と運動学習課題の成績の関係を検討する。そして、次に、パーソナリティ特性によって運動学習課題の成績に違いが認められた個体について、採取した脳を対象に組織学的解析を行い、パーソナリティ特性が運動学習機能に与える影響の神経生理学的機序を検討することを目的に実験を行う。1週間につき10匹を対象にサンプリングを行う。総計200匹まで行動解析を実施してデータを得る。 一昨年度は、不安行動測定に用いる明暗選択テスト、好奇心の測定に用いるオープンフィールドテスト、社交性の測定に用いる社会的行動測定テスト、運動能力の測定に用いるロータロッドテストのセットアップを行い、実験を開始する予定であった。しかしながら、新型コロナウイルスの影響で、研究活動が制限され、さらにメディア授業の準備などで研究の進行が大幅に遅れることとなった。昨年度も同様に研究活動制限が続き、進捗が遅れている。今年度は研究期間内に上記測定系で総計200匹のマウスの行動解析を進めるよう準備している。予定していたICRマウスでの解析系の確立が難しいため、C57BL/6での解析系に切り替えて、実験を再開予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
一昨年度は、新型コロナウイルスの影響で、研究活動が制限され、さらにメディア授業の準備などで研究の進行が大幅に遅れた。昨年度も研究活動制限が続き、進捗が遅れている。今年度は研究期間内に上記測定系で総計200匹のマウスの行動解析を進める準備をしている。
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今後の研究の推進方策 |
既に実験系は確立したので、1週間あたりのサンプリング数を増やすことで、プロジェクトの遅れを取り戻したい。
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