研究課題/領域番号 |
20K11501
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
野田 耕 久留米大学, その他部局等, 教授 (80327874)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 身体活動 / 覚醒度 / VAS / フリッカー / 棒反応 / 子ども / 朝の運動 / 生活 |
研究開始時の研究の概要 |
わが国では保育・教育現場の教師の実感として,子どもの覚醒度の低下が懸念され,また国際的にも子どもの身体活動量の減少が危惧されており,本研究では小学生の覚醒度に始業前の身体活動の実施およびその内容が与える影響について検証することである.研究課題は以下の2 点である. 1つ目は学校教育現場で簡便に覚醒度が測定できる指標について検討を行うことである.具体的には,Visual Analog Scaleが覚醒度の評価に妥当であるかについて検討を試みる.2つ目は始業前の身体活動の内容と覚醒度との関係について検討を行うことである.詳細には活動の違いにより覚醒度にどのような影響を与えるのかについて検討する.
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研究成果の概要 |
本研究は小学生の朝の身体活動が覚醒度にどのような影響を与えるのかについて明らかにするものであり,2つの研究課題を設定した.課題1は学校教育現場で有用となり得る覚醒度指標の検討であり当初,大学生を対象にフリッカー,棒反応,Visual Analog Scale(VAS)の測定を試み,VASの信頼性と妥当性を検証する実験を行う計画であった.が新型コロナウイルス感染症の蔓延により,実験ができず当初の計画を変更し,中学生を対象に棒反応とVASの測定を試みた.対象は中学2年生の男女41名であり,データに欠損がなかった28名が分析対象とされた.結果については現在分析中である. 課題2には至らなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究結果の概要で報告をしたように,新型コロナウイルス(Covid-19)感染症の蔓延により,申請時に計画していた実験及び学校調査を実施するに至らなかった. 学校教育現場で短時間に「簡便」かつ「安価」に子どもの覚醒度を測定することが可能となる指標としてVASがその代替的指標と成りうるか検討を試み,それが指標となり得た際には,教室で子どもの脳疲労の状況をつぶさに観察でき,保健指導等に活用できるものと社会的意義を想定していた.
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