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内臓・肝・心臓周囲脂肪の蓄積マーカーとしての血中脂肪酸濃度測定の有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K11505
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

矢藤 繁  筑波大学, 医学医療系, 教授 (50451703)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード内臓脂肪 / 生活習慣病 / 2型糖尿病 / 血中脂肪酸濃度 / パルミトレイン酸 / パルミチン酸 / 内蔵脂肪 / 脂肪肝 / 糖尿病 / 脂肪酸 / 脂肪の質 / 脂肪酸分画
研究開始時の研究の概要

体脂肪蓄積は生活習慣病の原因となる。内臓脂肪はメタボリック症候群、肝脂肪は脂肪肝炎、心臓周囲脂肪は心筋梗塞との関係が指摘されている。CT、MRI、高機能超音波検査装置で脂肪蓄積を評価できるが、主に生活習慣病診療を担っている内科診療所ではこれらを利用できない。我々は少人数の2型糖尿病患者を対象とした研究で血中脂肪酸濃度を測定し、内臓脂肪や肝脂肪蓄積と相関する指標を見出した。この検査は血液検査のため診療所でも利用できる。本研究では生活習慣病患者を対象 に3ヶ月間の治療を行う前後で血中脂肪酸濃度測定を行い、CTで測定した脂肪蓄積の変化との関係を検討し、我々の見いだした指標の有用性を検証する。

研究成果の概要

研究参加者は計25名。年齢は57+/-11(平均+/-標準偏差)歳。基礎疾患としては、脂肪肝 17名(中等度以上 16名)、非アルコール性脂肪性肝炎 11名、糖尿病 18名、脂質異常症 17名、高血圧症 13名であった。体格指数(BMI)は29.1+/-6.1 kg/m2。観察期間は6.4+/-1.2(平均+/-標準偏差)ヶ月であった。
観察期間前後の内臓脂肪量の変化と血中パルミトレイン酸(palmitoleic acid、C16:1(n-7)/パルミチン酸(palmitic acid、C16:0)濃度比(POA/PA比)の変化の関係を検討した結果、有意な正の相関関係が認められた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

内臓脂肪量の増加は様々な生活習慣病の悪化に関与し、通常腹部のCT画像を用いて計測されるが、放射線被曝を伴うため頻回に測定することは困難である。今回、血中パルミトレイン酸/パルミチン酸濃度比の変化が内臓脂肪量の変化と相関することが明らかになったため、この指標を用いて内臓脂肪の減少を目指した診療が可能となる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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