研究課題/領域番号 |
20K11513
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
堅田 和弘 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60593910)
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研究分担者 |
高木 智久 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70405257)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 生活習慣病 / 粘膜関連細菌叢 / 粘膜バリア / 腸管粘膜上皮機能 / 腸内細菌叢 |
研究開始時の研究の概要 |
生活習慣病などの様々な疾患において、腸内細菌叢の変容はその病態の発症・進展に密接に関連している。腸内細菌叢の変容がもたらす腸管恒常性の破綻について研究が進められているが、腸管粘膜上皮に密接に関わる粘膜関連細菌叢や粘膜バリアについて十分解明されていない。生活習慣病やリーキーガット症候群の動物モデルやUssing chamberシステムを用いて粘膜関連細菌叢や粘膜バリアを介した腸管粘膜上皮の制御機構を解明した先行研究を発展させ、本研究では、粘膜関連細菌叢の変容や粘膜バリアの強化に資する機構を解明し、治療標的のスクリーニングを行い、粘膜関連細菌叢や粘膜バリアを標的とした生活習慣病への治療応用を行う。
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研究成果の概要 |
生活習慣病などの様々な疾患の発症や進展に、腸内細菌叢の変容は密接に関連している。腸内細菌叢の変容がもたらす腸管の恒常性の破綻について研究が進められているが、腸管粘膜上皮に密接に関わる粘膜関連細菌叢や粘膜バリアについて十分解明されていない。本研究では、非アルコール性脂肪性肝疾患、腸管炎症、粘膜バリア障害等のモデルを用いて、水溶性食物繊維、ヘムオキシナーゼや一酸化炭素、フェロトーシス制御、酸化チタンによる炎症制御や粘膜バリア制御の機構および腸内細菌叢や粘膜関連細菌叢の変容について解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活習慣病などの様々な疾患の発症や進展に、腸内細菌叢の変容は密接に関連しており、腸内細菌叢を標的とした研究の進歩は凄まじい。一方、腸管粘膜上皮の恒常性に密接に関わる粘膜関連細菌叢や粘膜バリアについての研究は不十分である。本研究では、生活習慣病等のモデルを用い、水溶性食物繊維、一酸化炭素、鉄、酸化チタンによる、炎症制御機構や粘膜バリアへの影響、腸内細菌叢や粘膜関連細菌叢の変容について検討を行った。粘膜関連細菌叢や粘膜バリアを標的とした生活習慣病への治療応用につながる研究となった。
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