研究課題/領域番号 |
20K11545
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
里井 壯平 関西医科大学, 医学部, 教授 (90340695)
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研究分担者 |
永川 裕一 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (20349484)
松本 逸平 近畿大学, 医学部, 准教授 (30379408)
山田 豪 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (30467287)
平野 聡 北海道大学, 医学研究院, 教授 (50322813)
上村 健一郎 広島大学, 医系科学研究科(医), 准教授 (60379873)
山本 智久 関西医科大学, 医学部, 講師 (60548585)
藤井 努 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (60566967)
橋本 大輔 関西医科大学, 医学部, 講師 (80508507)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 切除可能膵癌 / 切除境界膵癌 / 集学的治療 / 栄養療法 / AHCC / 膵癌 / 機能性食品 / 補助治療 / 就学的治療 |
研究開始時の研究の概要 |
AHCC (Active Hexose Correlated Compound) は、α-グルカンに富んだ植物性多糖体の混合物で機能性食品や補完代替医療の一手段として日常生活に取り入れられており、癌患者の予後改善、免疫機能強化や感染予防に効果が示されている。難治がんである膵癌において術前治療が効果的であることが報告されたが、術前治療による免疫機能低下や栄養不良は術後合併症や生存期間に影響を与える可能性がある。本研究は膵癌に対するAHCCの有用性を検証する多施設共同第II相二重盲検無作為化比較試験であり、2年無再発生存率を主要評価項目とし、AHCC摂取の優越性を検証する。
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研究成果の概要 |
術前精査にて切除可能または切除境界膵癌と診断し、切除を企図して術前治療後に膵切除手術をおこなう患者に対する機能性食品AHCC (a standardized extract of cultured Lentinula edodes mycelia (ECLM) 担子菌培養抽出物) 経口投与併用療法の有用性を、AHCC非投与を対照として、多施設共同第II相二重盲検無作為化比較試験で検証する。 主要評価項目は2年無再発生存率である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
切除可能膵癌の標準治療のひとつは術前補助治療後の切除+術後補助治療であるが、集学的治療の完遂率は必ずしも高くない。そこで免疫機能や栄養改善をきたす可能性のあるAHCC(健康食品)を術前後に投与し、その治療効果を二重盲検無作為化比較試験で証明することが今回の研究の目的である。術前後の補助治療の完遂率が高くなり、予後に影響を与えることが判明すれば新しい標準治療として、多くの患者さんや医療スタッフに恩恵をもたらす可能性がある。
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