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高齢化による意欲低下の分子神経メカニズム研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K11547
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関川崎医科大学

研究代表者

北村 直也  川崎医科大学, 医学部, 特任研究員 (40747101)

研究分担者 高橋 優  川崎医科大学, 医学部, 講師 (40551049)
石原 武士  川崎医科大学, 医学部, 教授 (60335594)
上野 浩司  川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 准教授 (60725068)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードaging / mouse / behavior / motivation / 老齢 / 香り / マウス / やる気 / 行動実験 / 高齢化 / 行動 / 活動性 / 意欲 / 行動解析
研究開始時の研究の概要

高齢化による意欲の低下は多くの哺乳類に共通してみられる。意欲の低下は社会生活や家庭環境にも大きな支障を与える。高齢者人口の増加を抱える日本にとって大きな社会問題であり,早急に対策を進める必要がある。しかしながら,意欲の低下が生じるメカニズムが明らかになっていない。研究が進んでいない背景には,モデル動物を使用した評価体系が存在しなかったことが大きな要因として挙げられる。本研究では,これまでの申請者らの研究成果を発展させ,高齢化による意欲の低下が生じる神経メカニズムの解明を行う。これにより,意欲低下を軽減する予防方法の確立,治療方法の確立といった臨床的研究に繋げる。

研究成果の概要

高齢化による意欲低下の神経メカニズムが不明であるため未だ意欲低下の的確な対策は存在しない。先ず,老齢マウスのモチベーションを測定するために,老齢マウスに対して各種ハードルを用意してそのハードルを越えるかをテストした。しかしながら,老齢マウスのほとんどがハードルを越えることがなかった。老齢マウスの体重増加と慢性的な運動不足によるものと考えられた。また,意欲低下を改善するための環境因子として香料吸入を検討した。成熟マウスと比べて老齢マウスではある特定の香料分子を吸入することで表面温度の変化が有意に異なっていた。これらの結果は若い個体と老齢の個体では生理的反応が異なることを示している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は老齢マウスを使用してその行動としての意欲低下の測定を科学的に試みた最初のものである。計画通りにはいかなかったが様々な知見が得られた点は学術的意義がある。また,老齢マウスと成熟マウスにおける香料分子吸入による表面温度の変化を調べた研究はこれまでに報告の無い実験結果であり大変意義あるものである。今回の研究成果が老齢マウスの脳神経系へ作用する環境因子の探索に繋がる可能性が高い。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 備考 (2件)

  • [備考] 研究代表者(北村)researchmap

    • URL

      https://researchmap.jp/7000027709

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [備考] 研究分担者(上野)researchmap

    • URL

      https://researchmap.jp/hiroshiueno

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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