研究課題/領域番号 |
20K11552
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
細村 直弘 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (60402070)
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研究分担者 |
河野 寛 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任准教授 (40322127)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 臓器マクロファージ / 肝類洞免疫 / 中鎖脂肪酸 / 肝発癌 / メタボリックシンドローム / マクロファージ / 肝細胞癌 / ジエチルニトロソアミン / メタボリック症候群 |
研究開始時の研究の概要 |
中鎖脂肪酸におけるメタボリック症候群改善ならびに肝発癌抑制効果の視点からの研究はない。本研究は中鎖脂肪酸を用いた脂肪肝・肝線維化から発症する肝発癌抑制への臨床治療への応用が、今後、十分期待できる独創的で重要な検討課題であると考える。最終的には、中鎖脂肪酸によりNAFLDの脂肪肝炎病態を改善し、NAFLDからの肝発癌(メタボリック肝発癌)の抑制につながる栄養免疫学的視点からの新治療体系の確立を目指したい。
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研究成果の概要 |
MCTを添加する食餌をDEN投与による化学肝発癌動物モデルに投与し、肝発癌抑制効果を検討。ミンマウスにジエチルニトロアミンを投与しMCT添加餌および通常餌を摂取させた。マウスを犠牲死させ、肝発癌発症を比較した。腹腔内脂肪組織所見を免疫染色を用いて病理組織学的に比較検討した。肝における炎症性サイトカインならびにケモカインの発現、腹腔内脂肪組織におけるサイトカインの発現を検討した。MCT投与群で肝発癌は有意に抑制された。肝組織でのサイトカインとケモカイン発現が抑制された。化学肝発癌はMCT投与により、肝組織局所ならびに脂肪組織における抗炎症サイトカインの抗炎症効果により有意に抑制した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学物質誘発炎症性肝発癌は中鎖脂肪酸投与により有意に抑制された。その機序として、肝組織局所ならびに脂肪組織における抗炎症効果と考えられた。肝炎ウイルス感染に起因する肝発癌に減少傾向を認める中、現在、メタボリックシンドロームによるメタボリック肝発癌が急速に増加しており、その背景として、肝局所での炎症が原因となっている。今回の結果より中鎖脂肪酸の経口摂取によるメタボリックシンドロームの改善と肝発癌抑制が期待できる
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