研究課題/領域番号 |
20K11634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
本山 昇 椙山女学園大学, 生活科学部, 教授 (50277282)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 細胞老化 / SASP / 炎症 / 老年病 / 食品 / 老化 / 炎症性サイトカイン |
研究開始時の研究の概要 |
細胞老化を起こした老化細胞は、加齢とともに蓄積する。また、老化細胞から炎症性サイトカインなどの液性因子が分泌される(SASP)。老化細胞を特異的に除去する(Senolysis)やSASP因子の発現を抑制(Senostatics)する因子によって、種々の老年性疾患の発症や個体老化が遅延することが実証されてきており、細胞老化とりわけSASPの制御が個体老化、老年性疾患の予防・治療のターゲットと考えられている。そこで本研究では、Senostatics活性を示す食品成分に着目し,SASP獲得の分子メカニズムを明らかするとともに、食の側面から健康をささえることにより、健康寿命延長の可能性を見出す。
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研究成果の概要 |
細胞老化(Cellular Senescence)を起こした老化細胞は、加齢とともに蓄積する。また、老化細胞から炎症性サイトカインなどの液性因子が分泌されるSenescence-associated secretory phenotype:SASPが、がんの進展や動脈硬化症など種々の老年性疾患の発症や個体老化が遅延することが実証されてきており、細胞老化とりわけSASPの制御が個体老化、老年性疾患の予防・治療のターゲットと考えられている。そこで本研究では、SASP獲得の分子メカニズムを明らかにするとともに、SASP因子発現を抑制する食品・食品利用可能な天然物由来生理活性因子の探索を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
老化細胞を特異的に除去する(Senolysis)薬剤の開発が進み、Senolysisによって老年性疾患の発症が遅延し、平均寿命が延長することが示されてきた。本研究でSASP誘導時に発現が変化する遺伝子産物を同定した。また、SASPを抑制する種々の食品由来抽出液の同定を行った。これの研究を通して、SASPをターゲットとした老年病発症の予防方法を開発する基盤となると考えられる。
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