研究課題/領域番号 |
20K11640
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
菊池 清志 久留米大学, 医学部, 准教授 (60404539)
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研究分担者 |
瀬戸山 健太郎 鹿児島大学, 総合科学域総合研究学系, 准教授 (00372805)
榊間 春利 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10325780)
川原 幸一 大阪工業大学, 工学部, 教授 (10381170)
丸山 征郎 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任教授 (20082282)
森岡 基浩 久留米大学, 医学部, 教授 (20295140)
田中 永一郎 久留米大学, 医学部, 教授 (80188284)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | AMPK |
研究開始時の研究の概要 |
検証は, 加齢や脳疾患に関する複数の動物モデルを用いて,【本剤摂取群】と【運動群】の神経症状・行動解析・抗血栓作用などを比較検証する. さらに高齢健常者にて, 【本剤摂取群】と【運動群】の血管内皮機能・神経機能・循環動態・認知機能などを比較検証する. 本研究は, 超高齢社会における運動の実施困難者に対して, 創薬による機能維持・向上を目指す新たな取り組みとなる.
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研究実績の概要 |
運動の神経血管保護効果を明らかにするため、以下の動物モデル [①老化促進モデル (Senescence-Accelerated Mouse Prone: SAMP8) ②脳卒中易発症性高血圧自然発症モデル (Stroke-Prone Spontaneously Hypertensive Rat: SHRSP) ③脳梗塞モデル (血栓塞栓モデル) ④クモ膜下出血モデル (subarachnoid hemorrhage: SAH) ⑤脳出血モデル ⑥脳挫傷モデル (fluid percussion injury : FPI)] に対し、トレッドミルで「発症前の予防的運動」をさせ、行動解析、運動麻痺・感覚障害評価、AMPK (AMP-activated protein kinase) 活性化、神経栄養因子、神経・血管細胞死や凝固線溶障害などを調べている。なお④に関する論文は、2021年にpublishされている [Mol Neurobiol. 2021:5602-5617. Preconditioning Exercise in Rats Attenuates Early Brain Injury Resulting from Subarachnoid Hemorrhage by Reducing Oxidative Stress, Inflammation, and Neuronal Apoptosis]。 上記モデル ①②③④⑤⑥にAMPK活性化能を有する新規機能性単糖を投与 [PO (経口投与)、IV (経静脈投与)、 IP (腹腔内投与)]) し、行動解析、運動麻痺・感覚障害評価、神経栄養因子、神経細胞死、凝固線溶障害などを調べ、上述の「運動」同様の神経血管保護効果を持つのか、明らかにするため実験を行っている。検証は順調に進んでおり、今年度中の論文投稿を予定している。2022年度は、臨床試験を検証予定であるが、コロナ禍で、予定どおり、進めることができるか不明である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍で、思うように検証を進めることができていないが、動物実験の進捗に関しては、特に問題はない。
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今後の研究の推進方策 |
動物実験に関しては順調に進んでいるため、今年度中の論文投稿を目指している。
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