研究課題/領域番号 |
20K11742
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
山田 浩史 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00571572)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 仮想マシン移送 / DBMS / インメモリDB / インメモリデータベース / 仮想化技術 |
研究開始時の研究の概要 |
本応募課題では,インメモリ DB が稼動している仮想マシン (VM) を移送する方式について研究する.従来,独立性の高かったインメモリ DB レイヤと VM モニタレイヤのメモリ管理を互いに協調させることによって総移送時間の短縮を達成する.初年度は提案方式のプロトタイピングの完了を目指す.Linux および QEMU,memcached といった広く利用されているソフトウェアに提案方式を組み込む.次年度以降には,ワークロードを稼働させて念入りに動作を解析,評価する.移送時間や資源使用量を測定し,提案方式の利害得失を定量的に示す.
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研究成果の概要 |
本応募課題では,インメモリ DB が稼動している仮想マシン(VM)を移送する方式について研究する.従来,独立性の高かったインメモリ DB レイヤと VM モニタレイヤのメモリ管理を互いに協調させることによって総移送時間を達成する.結果として,VM 再配置によるメリットである負荷分散や消費電力削減といった恩恵をインメモリ DB が稼働する VM にもたらす.研究を通して,提案方式をソフトウェアとして実現し,シンプルなワークロードおよび実践的なワークロードを用いて,定量的に方式の有効性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当該分野における応募課題の学術的な特色,独創的な点は 1).インメモリDB と VM モニタとを連動させる手法を示している点,2). 提案方式をソフトウェアとして実現する点,3). 提案の有効性を定量的に評価している点などにある.本方式によって,AIサービスのキーであるインメモリDBが稼働する状況においてもVM移送を用いた VM の再配置を可能にし,データセンタの効率的な管理に導く.また,VM モニタとインメモリDBが連動可能であることを示し,新たなデザインスペースの提示することで当該分野の研究領域を活性化していく.
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