研究課題/領域番号 |
20K11754
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
廣津 登志夫 法政大学, 情報科学部, 教授 (10378268)
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研究分担者 |
佐々木 晃 法政大学, 情報科学部, 教授 (90396870)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | Local 5G / Telemetry / シームレスハンドオーバー / P4 / SDN / OpenFlow / 5G / プログラマブルネットワーク / 動的再構成 |
研究開始時の研究の概要 |
Society5.0時代の基盤ネットワークとなることが予想される大規模プログラマブルLocal 5Gネットワーク向けの制御技術および運用技術に関する研究を展開する。ここでは、『柔軟性を実現するために必要な開発コストの抑制』と『複雑な環境や制御に対する安定的な挙動の実現』を軸に、制御プログラムの開発フレームワークからプログラマブルネットワークの抽象化やモデル化、データプレーン処理の仮想化からプログラマブルネットワークの動的再構成手法などの運用技術の開発に取り組む。
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研究成果の概要 |
5Gの特徴である高速・大容量・低遅延・多接続といった特徴を生かしながら、組織内の通信基盤として5Gネットワークを活用する際には、通信の監視や安定性、制御基盤の容易な運用を実現するような基盤ソフトウェアが必要である。本研究では、プログラマブルネットワーク技術を用いた選択的なインバンドネットワーク監視技術により柔軟なネットワークの監視および制御を可能とすると共に、マルチパス通信制御技術や5Gコア/エッジコンピューティングの実行基盤を効率良く制御する技術を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
5G(第5世代無線通信システム)技術をその特長を生かして組織内の通信基盤として活用する際には、制御の基礎情報となる通信の監視とWi-Fi等の既存のネットワーク基盤との連携が重要になる。本研究では、中継スイッチの処理により詳細な監視情報の収集を行うIn-band Network Telemetry(INT) において、効率良く柔軟に行うための新しい監視技術である選択的INTを提案し実現した点が一つの学術的成果である。また、複数アクセスネットワークを併用する技術の開発は安定的な通信環境の実現に寄与する。
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