研究課題/領域番号 |
20K11759
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
沢田 篤史 南山大学, 理工学部, 教授 (40273841)
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研究分担者 |
野呂 昌満 南山大学, 理工学部, 教授 (40189452)
張 漢明 南山大学, 理工学部, 准教授 (90329756)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ソフトウェアアーキテクチャ / IoT / サイバーフィジカルシステム / ソフトウェア品質 / コンテキスト指向 / ソフトウェア品質特性 / ソフトウェア開発支援 / 品質特性 / Internet of Things / 品質モデル / 設計知識 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,「IoTアプリケーションの領域において,高品質を実現する鍵となる技術要素は何で,それらをどのように自動化を含む開発支援に結びつけることができるか」という問いに答えることを目的とする. この目的を達成するために,「品質特性とソフトウェアアーキテクチャの相互関係の明確化」,「IoTアプリケーション設計のための統合型支援環境の構築」,「品質特性とアーキテクチャ設計知識との間の整合性管理方式の実現」という三つの課題を設定し,研究代表者と分担者が連携しながら研究を遂行する.
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研究成果の概要 |
本研究は,IoTシステムなどに代表されるサイバーフィジカルシステムを開発する際に,実現される品質を考慮しながらソフトウェアアーキテクチャを設計する工学的な方法論の構築を目的として実施した.アーキテクチャに基づいて実現できる品質特性を整理することで,相互運用性や保守性,使用性等の品質特性を柔軟に実現するためのコンテキスト指向アーキテクチャ設計パターンを提案するとともに,ホームネットワークやVRのアプリケーションを構築することでその妥当性を評価した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により,品質を考慮したIoTシステムのソフトウェア開発が効率化することが期待できる.一般にソフトウェアアーキテクチャは,それに基づいて構築されるソフトウェアの品質特性とともに開発プロセスを決定づけると言われている.本研究で提案したコンテキスト指向に基づくアーキテクチャ設計パターンでは,品質特性に関わるコンポーネントを状況(コンテキスト)に応じて入れ替えることを可能としている.これにより,システムに求められる複数の品質特性を考慮しながら,実行時にそれらを状況に応じて実現することが可能となる.
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