研究課題/領域番号 |
20K11765
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
山本 嶺 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (90581538)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | IoT / M2M / Heterogeneous / ネットワーク仮想化 / Opportunistic Routing / 負荷分散 / 非対称経路 / 資源配分 / ルーチング / Fogコンピューティング / Heterogeneous Network |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では,今後普及が予想されるIoT/M2M通信において,複数の通信規格が同一空間上に存在した場合の通信制御方式の検討を行う.従来,異なる通信規格間では,その差異を吸収する特殊な端末をネットワーク内に設置する必要があり,コスト増加が問題となる.そのため,扱うことのできる通信規格数に制限を課した安価な端末の導入が検討されているが,そのような端末を用いた具体的な制御については充分に検討が行われていない.そこで,より効率的な相互通信やネットワーク内での制御を実現するため,日和見的な経路制御が可能なOpportunistic Routingを導入し,ネットワーク全体を制御する方式の検討を行う.
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研究成果の概要 |
本研究課題は,急速な発展を遂げているIoT/M2Mネットワークを対象としている.その中で,同一空間かつ同一時間に多様な通信規格が混在するHeterogenous環境において,通信資源を有効に活用するための検討を実施した.一般に,IoT/M2Mネットワークでは,通信規格ごとに独立したネットワークを構築するが,本研究課題では各規格が提供するネットワーク資源を統合的に管理,運用する方式について検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,IoT/M2Mネットワークを提供する多様な通信規格が提供可能な通信資源を有効に活用するため,統合的な管理運用を実現する基盤技術について検討を行った.検討した主な課題として,ネットワーク内での柔軟な通信経路制御を実現可能なOpportunistic Routingを核としたルーチング手法や特定箇所へ集中する負荷を効果的に分散する手法,資源の統合管理を可能とするネットワーク仮想化および資源割当がある.課題から得られた成果は,本研究課題が対象とする領域のみならず,制御法の軽微な修正などによってより広範囲の分野に応用することができ,ますます重要度の高まる通信全体の発展に寄与する.
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