研究課題/領域番号 |
20K11767
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
神崎 映光 島根大学, 学術研究院理工学系, 教授 (80403038)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ドローン / 災害対応 / 協調動作 / 情報配信 / 移動制御 / 情報収集 / 残余電力 / 情報収集・伝達 / 自律飛行ドローン / 情報収集・伝達システム / 無線通信 / 協調動作制御 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、大規模災害発生時において、さまざまな利用者が保有する自律飛行ドローンを積極的に利活用し、被災地域における情報収集および伝達を効率的に行うシステムの構築を目指す。さまざまな利用者が保有するドローンを有効利用するためには、個々のドローンが他のドローンとの間で過去の巡回経路等に関する情報を共有し、自身の動作を自律的に制御する必要がある。本研究では、ドローン間の無線通信を用いた情報共有により、複数のドローンを協調的に動作させる制御技術設計と、設計した技術に基づいて動作するドローンを用いた試作システム構築を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は、大規模災害発災時を想定し、さまざまな利用者が保持する自律飛行型ドローンを積極的に利活用して、被災地域における情報収集および伝達を効率的に行うシステムの構築を目指している。 本年度は、ドローンの制御技術として、複数の自律飛行型ドローンを協調動作させ、被災状況や避難経路等の情報を被災地域内の被災者に効率よく配信する手法を設計し、その有用性を実験によって詳細に検証した。この成果については国内会議において発表済である。また、建物の倒壊や大規模な火災の発生によってドローンによる探索が不可能となる箇所が発生する環境を想定した手法の改良について検討を行い、簡易的な実験によってその有用性を検証した。 一方、試作システムの構築として、偶発的に遭遇したドローン間における情報共有を行いつつ、ドローンの移動経路を動的に変更するための制御技術や、飛行高度を安定させながら高速に移動するための制御技術についても検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ドローンの制御技術について、複数の手法の設計および評価を行っているものの、学会等における成果発表はそれらの一部のみにとどまっている。また試作システムの構築については、昨年度から引き続き新型コロナウイルス感染症による行動制限や、研究協力者である大学院生の休学等による影響で、試作機の実装および動作検証実験の実施について遅れが出ている。
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今後の研究の推進方策 |
ドローンの制御技術については、本年度に設計した手法の有用性を詳細な実験により検証し、得られた成果を国内外の会議等において公表する。また、これまでに設計した手法の統合および有用性評価も行う予定である。
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