研究課題/領域番号 |
20K11768
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
木下 和彦 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (40304018)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 無線ネットワーク / 仮想化 / QoS |
研究開始時の研究の概要 |
異なる無線システムが混在する環境で稠密に配置されたAPを有効に利用する方法について検討する.具体的には,WWW閲覧やメール送受信などの古典的なベストエフォート型サービス(BE)と,動画閲覧などのストリーミングサービスを一定の帯域を保証して提供するサービス(GBR)を想定し,サービスごとに複数の物理AP から構成される仮想AP を形成して,GBRサービスの呼損率を目標値以下に抑えながらBE サービスの満足度を可能な限り向上させる手法を提案する
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研究実績の概要 |
近年,スマートフォンに代表される高機能携帯端末の普及に伴い,モバイルデータトラヒックが急増している.そこで,無線通信容量増加のために,無線LANアクセスポイント(AP) が稠密に配置されるようになってきた.また,現在の2.4GHz帯, 5GHz帯に加えて60GHz帯を用いた新たな規格の実用化が進められており,今後は電波到達範囲が異なるAPの共存が考えられる. そこで本研究では,異なる無線システムが混在する環境で稠密に配置されたAPを有効に利用する方法について検討する.具体的には,WWWページ閲覧やメール送受信,ファイル転送などの古典的なベストエフォート型サービスと,動画閲覧などのストリーミングサービスを一定の品質を保証して提供する帯域保証型サービスを想定し,これらのサービスごとに複数の物理APから構成される仮想APを形成して,帯域保証型サービスの呼損率を目標値以下に抑えながらベストエフォート型サービスを利用するユーザの総満足度を可能な限り向上させる手法を提案する. 令和4年度においては,異種無線システムを想定した方式拡張を行い,深層強化学習を適用した効率的チャネル割り当て手法や,複数の無線システムを同時に利用することでベストエフォート型サービスを利用するユーザの満足度を向上させる接続先制御手法を開発した. なお,得られた成果は国際会議及び国内研究会にて発表したほか,英文論文誌に掲載されている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに進捗している.年度の後半からは対面での学会開催も再開され,COVID-19の影響で失われていた他の研究者と意見交換の場を持つことで,有効な知見が得られた.
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は最終年度にあたるため,これまでに得られた成果を結合して最終的なシステムを確立する.このとき,相乗効果を得られるよう,有機的な連携を図る.更に,アクセスポイント選択に機械学習を適用することを考える. また,より積極的に成果報告を行う.
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