研究課題/領域番号 |
20K11784
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
李 鶴 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 准教授 (40759891)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | IoT / 耐災害 / LPWA / 防災減災 / 緊急通信 / LoRa / 耐災害通信 / 通信プロトコル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、日常利用できるIoTシステムをベースとし、災害発生後二日~一週間持続可能な緊急ネットワークを構築するための基盤技術を研究開発することである。提案する平時・緊急時両用のIoTシステムは次の三つのレイヤーで構成される。 1. 平時に使用できるIoTデバイスに緊急通信用のモジュールを搭載し、災害発生後はIoTハブとしてユーザデバイスに通信サービスを提供する。 2. 各IoTデバイスを接続し、サブネットワークを構築してローカルエリアの通信をカバーする。 3. IoTデバイス向けのLPWANネットワークを利用して、サブネットワークに長距離インターネット接続を提供する。
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研究成果の概要 |
この研究では、平時・災害時両用する耐災害IoTシステムを提案する。このIoTシステムを構築することで、IoTデバイスは平時には一般的なサービスを提供し、災害時には緊急サービスを提供できる。効率的なエネルギー最適化に基づいて、デバイスは電源供給が中断されてから1週間近くで動作できる。さらに、このシステムは、許容できるエネルギー消費で災害時でもAIサービスを提供する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、災害時における通信維持という重要課題に取り組むことで、学術的および社会的意義を持つ。学術的には、平時と緊急時の両用機能できる革新的な耐災害IoTシステムを提案し、エネルギー効率の高いデバイスとネットワークの設計を進展させた。社会的には、このシステムが災害対応能力を向上させ、信頼性の高い通信とAIサービスを提供することで、生命の保護と緊急管理の改善に貢献する。これらの成果は高影響の学術誌で発表された。
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