研究課題/領域番号 |
20K11785
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
西山 大樹 東北大学, 工学研究科, 教授 (90532169)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 局所集中型通信 / 局所集中型 / 耐災害 / CPS |
研究開始時の研究の概要 |
災害時には携帯電話等の通信インフラが使用できないことが想定されるため,被災地内の通信機器(スマートフォン・自動車・ドローン等)を利用することで応急的な通信機能を提供するアドホック通信が非常に有用である.そこで本研究では,アドホック通信の一つである局所集中型通信制御技術について研究を行う.
|
研究実績の概要 |
実世界とサイバー空間を融合したCPS(Cyber Physical System)は,世界が直面する様々な社会課題を解決するものとして,あらゆる産業分野でその実現に向けた試みが本格化している.防災・減災の分野も例外ではなく,例えば,耐災害CPSの一つとしてリアルタイム避難誘導システムの実現が期待されている.そして,その実現に向けて,その情報伝達手段を担うアドホック通信に期待が集まっている.災害時には携帯電話等の通信インフラが使用できないことが想定されるため,被災地内の通信機器(スマートフォン・自動車・ドローン等)を利用することで応急的な通信機能を提供するアドホック通信は非常に有用であるが,耐災害CPSが必要とする性能を達成可能なアドホック通信技術は未だに確立されていない.そこで本研究では,この課題の主要因である通信要求の衝突や電波の干渉の問題を解決すべく,局所集中型通信制御技術を創出するとともに,それによる性能向上を定量的に明らかにすることを目的としている. 本年度の最大の成果は,ドローン等を用いて構成する独立した仮想セルに関する研究成果である.特定のエリアをドローン等が周回することで構成される仮想セルにおいては,ドローン等の飛行経路と地上の端末の位置関係によっては,端末間で通信機会が不公平となる問題があった.これに対し,昨年度まではドローン等の動的な速度制御により通信の公平性を高める方法を検討していたが,今年度はそれに加えて動的な帯域割当制御の方法についても検討を行った.さらに,これらの動的制御を可能にする上で必要になるアーキテクチャについても提案した.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画から遅れることなく進捗しているため.
|
今後の研究の推進方策 |
研究成果のとりまとめを加速していく見込み.
|